EASTS 30周年記念イベント

2024年11月15日

先日、先生、Salsaさんと一緒に、東京で開催された東アジア交通学会(EASTS)の30周年記念イベントに参加しました。このイベントは、EASTSの30年間の成果の振り返りと、アジア全体の交通未来を形作る上でのEASTSのこれからの役割をテーマに開催されました。イベントでは、チュラロンコン大学のSaksith教授、現在EASTSの会長であるAndhika博士、インドネシア交通学会のTory会長をはじめ、交通分野で活躍する多くの著名な方々と出会い、交流することができました。さらに、東京科学大学のD3学生であるLiuさんとも、初めてお会いすることができました。

30周年イベントでまずは台湾、フィリピン、日本からの交通専門家が、災害耐性や交通インフラが脆弱な地域住民に与える影響について発表した合同セミナーが行われました。その後、EASTSの今後の役割を探るシンポジウムが開催され、インドネシアの大統領特使であるBambang Susantono教授による基調講演が行われました。講演「ヌサンタラ:インドネシアの未来首都建設の教訓と課題」では、インドネシアの壮大な首都開発プロジェクトについて探求されました。Bambang教授は、元アジア開発銀行(ADB)の副総裁でもあります。その後、アジアの持続可能性、包摂性、回復力に焦点を当てた新しいモビリティの時代に向けてEASTSがどのようにアジアを導くかについて、活発なパネルディスカッションが行われました。

翌日、Salsaさんと私はBambang Susantono教授とその秘書を東京大学にご案内させていただきました。安田講堂を訪れ、中央食堂でランチを楽しんだ後、未来イニシアティブセンターの慎二先生と会議を行いました。その後、Bambang教授はその後住友グループの幹部との会議に向かわれました。

これからのEASTSの歩みに期待するとともに、私の母国、インドネシアで開催される次回のEASTSの二年に一度の会議に特別な興奮を感じています。再び皆さんと再会し、アジアの交通景観を形作る革新的な議論に貢献できることを楽しみにしています。

[Aulia Rahman]

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走行中給電技術に関する講演会

2024年11月12日

先日、当研究室OGで三菱総合研究所にて活躍される金子さんが、走行中給電技術に関する講演会を当研究室向けに開催してくださいました。 走行中給電にも様々な種類があること、その中でもワイヤレス式が日本で推される理由、その実現における課題、そして実用化にむけたタイムラインなど、私の研究の背景となる部分をより具体的に学ぶことができました。理解が深まったことで研究への思いが一層強くなりました。

引き続き、卒業研究の提出まで駆け抜けたいと思います。

[金岡]

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the first International Symposium on Intelligent Technology for Future Transportation (ITFT 2024)@ヘルシンキ

2024年11月5日

M2の中村香里です。10月19日~21日にヘルシンキにて行われたthe first International Symposium on Intelligent Technology for Future Transportation に参加し、”Virtual Reality Experimental Study on Bicycle Environment Assessment Using One-Boundary Drift-Diffusion Model”と題する研究の発表を行いました。

この研究は、ウィーン天然資源大学(BOKU)のYusak教授と現地で博士課程に在籍するShunさんとの共同研究として、昨年9月から12月にウィーンに滞在させていただいた間に行ったVR実験の結果をもとにした研究です。私事ではありますが、初めての海外滞在や初めての共同研究として私にとって初めて尽くしのプロジェクトの成果をこのように発表できて嬉しく思います。ご質問を頂いたAivars Rubenis博士、ありがとうございました。

また、今回が初めての国際学会の経験となりました。自分の発表にいただいた質問だけでなく、現地で拝聴した世界中の研究や、休憩時間にお話しさせていただいた経験等、全てが学びになりました。

この経験をもとに、このプロジェクトの研究内容を改めてよりよくしていけるよう、引き続き精進したいと思います。貴重な機会をありがとうございました。

[中村]

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ウィーン、サウザンプトン放浪記

2024年10月31日

M2の中村です。10月7日から24日まで、工学系研究科の海外武者修行プログラムの支援を受け、ウィーン天然資源大学(BOKU)のDAVeMoSとサウザンプトン大学のTransportation Research Groupに訪問いたしました。

BOKUへの訪問は昨年に引き続き2回目であり、昨年から継続しているリサーチプロジェクトについてのディスカッションとアップデートを行いました。
1年ぶりに会う研究室のメンバーは、とても懐かしく、皆に暖かく迎え入れていただいてとても楽しい滞在になりました。BOKUではフロアのダイニングにて昼食を一緒に取る文化があります。週末の予定や皆のライフイベントについて、お昼の時間にたくさん共有できて、研究の合間のとても楽しい息抜きの時間になります。

サウサンプトン大学Transportation Research Groupへは、初めての訪問となりました。Ioannis先生とのディスカッションのほかに、グループゼミでのプレゼンテーションの機会を頂きました。当日サウザンプトンは生憎の寒空と曇り時々雨といったイギリスらしい天気でしたが、皆さんに暖かく受け入れていただき、セミナーではたくさん質問を頂いて盛り上がるなどして、とてもいい経験ができたと爽やかな気持ちになりました。

2年に渡りヨーロッパの各研究室にそれぞれ訪問し、自分の研究に対して様々なご指摘とご助言、サポートを頂けたことで、私の修士活動は学びにあふれたとても充実したものとなりました。研究自体にも、こうした経験を生かしてより良いものを目指していけるよう、残り3か月も誠心誠意取り組んでいきます。
現地で受け入れてくださった、Yusak先生、Ioannis先生、また2度も快く送り出してくださった福田先生、本当にありがとうございました。

[中村]

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新メンバーからのメッセージ②

2024年10月18日

こんにちは!私はサキブ・シャヒリオール・ファヒムです。東京大学大学院で土木工学の修士課程に挑戦するために、日本に来たばかりです。バングラデシュの首都ダッカで育った私にとって、交通渋滞で毎日約1時間の生産性が失われている自国の現状が、交通工学への道を選んだ原点でもあります。都市の生活をより快適にするために、この課題を解決したいという使命感から旅が始まりました。現在、福田先生の指導のもとで革新的インフラシステム研究室(LIIS)の一員として、交通システムの世界にさらに深く入り込んでいます。私の目標は、バングラデシュなどの発展途上国における、より効率的でエネルギーに配慮した、持続可能な交通ソリューションに貢献することです。

これからの冒険と挑戦が楽しみです!

[Sakib Shahrior Fahim]

 | 研究室生活(主に学生より)

新メンバーからのメッセージ①

2024年10月16日

福田研究室での新生活:適応と歓迎の経験

10月2日に東京大学に到着してから、福田研究室の皆さんに温かく迎えていただき、日本での学業や日常生活へのスムーズに移行することができました。到着時の涼しい秋の天候には、新しい人生の章を迎えるにふさわしい爽やかさを感じ、キャンパス周辺の色づき始めた葉や澄んだ空気に、個人としても、またキャリアとしてもにも新しいフェーズに踏み出したことを実感します。

初日に助けてくれたのは、上町さんです。異国での市役所での手続きや書類の管理は大変なものですが、彼の助けのおかげで非常にスムーズに進みました。到着したその瞬間から、必要な情報を提供し、住民登録の手続きや、日本での生活に必要なことについて丁寧に案内してくれました。

研究室のメンバーも非常に親切で、学業だけでなく東京での生活に関するアドバイスをたくさんしてくださいました。皆さんのフレンドリーさや、サポートによって、まるで自国にいるかような安心感に包まれながら生活することができています。

学業面だけでなく、私生活も順調に進んでいます。到着から数日後、研究室のメンバーと一緒に、地元の焼き鳥屋で飲み会がありました。私にとって初めての日本での飲み会で、リラックスした雰囲気の中、美味しい焼き鳥と飲み物を楽しみながら、研究の話から日本での生活まで、いろいろなことを話すことができました。焼き鳥屋での温かい交流と笑いにより、研究室の仲間との絆を感じさせ、研究室の一員であることを実感しました。このようなつながりを大切にし、皆が順調に馴染めるよう支えてくれる研究室の風土に感謝しています。

この新しい冒険が始まってから2週間が経ち、秋の風が東京を涼しく吹き抜ける中、すでに強い一体感を感じています。福田研究室の中でのチームワークと協力の精神はとても刺激的で、これから研究室のプロジェクトに貢献することが非常に楽しみです。学部や仲間のサポートを得ながら、東京大学での充実した経験を築いていけると確信しています!

[Aulia Rahman]

 | 研究室生活(主に学生より)

新メンバーを迎えました!

2024年10月11日

この秋より福田研究室に新たに2人の留学生が加わりました。

博士課程のAulia Rahmanさんはインドネシアから、修士課程のSakib Shahrior Fahimさんはバングラデシュからはるばる来ています。二人とも来日当日から学科の留学生窓口や研究室メンバーのサポートの下さまざま手続きを行い、東大で学生生活を送るにあたって順調なスタートを切っています。また、来日翌日昼にはIP roomで歓迎会を行いました。

弁当を頼んで机を囲みながら自己紹介をしつつ、秘書のお二人も交えて楽しく話しながら過ごすことができました。二人を迎えたことで学生は計11人となり、ますます賑やかな研究室となってまいりました。

それぞれの国で交通の分析をしてきた二人と共に、今期も研究室活動を頑張ります!

[上町]

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国際プロジェクトグループ旅行

2024年10月8日

当研究室が所属する国際プロジェクトグループにて、年1回のグループトリップとして奥多摩旅行が企画され、福田研からも有志が参加しました。

1日目は、キャンプ場でBBQをし、2日目は奥多摩湖と小河内ダムの見学をしました。

1日目のBBQでは、国際色豊かな国際プロジェクトグループらしく、文化的にインクルーシブなBBQを目指しましたが、買い物から調理まで頭を使いました。焼きそばのソースに豚肉エキスが入っているなんて、今日まで知りませんでした!しかしながら、それも含めて非常に楽しい時間を共有し、国際プロジェクトグループメンバーみんなで親睦を深めることができました。

2日目には、温泉とハイキングに分かれてそれぞれのアクティビティを楽しんだのち、奥多摩駅周辺で芸能祭が催されているところに遭遇し、舞踊を少しだけ見学することができました。小河内ダムでは、ダムカレーに舌鼓を鳴らした後、エネルギーの専門家であるDaniel先生の解説を聞きながらダムを見学しました。

私は今修士2年ですが、国際プロジェクトグループ旅行へは初めて参加しました。普段なかなか話さないた研究室のメンバーとたくさん仲良くなることができてうれしかったです。また、関東出身ではありますが、奥多摩に訪問するのは初めての経験でした。東京にこんな自然があるのかと好きな場所になりました。後期も研究頑張ります!

[中村]

 | 研究室生活(主に学生より)

合同ゼミ合宿@船浮

2024年10月4日

9/17-9/20まで、西表島船浮にて、琉球大学神谷研究室との合同ゼミを行いました。

2日目には、全ての学生より研究発表をしあい、刺激的なゼミとなりました。特に福田研究室のメンバーは神谷研究室のメンバーの分析の進捗に震え、また非常に幅広い領域をカバーする研究発表に、いつもとは違う刺激を受けつつも、非常に活発な議論が行われました。

また、地域未来研究所の菅さん、中央建設コンサルタントの山中さん、仲村さんらもご参加いただき、お仕事や西表島でのプロジェクトについてご紹介いただきました。
船浮でお世話になった池田さんから、お話しいただいた不便の話は参加したメンバーの胸に深く残り、交通や都市について利便性追求を考えるばかりの我々にとって忘れてはいけないお話しでした。

西表島の訪問は全メンバーにとって初めてであり、研究ゼミやいただいたお話から研究に対する示唆を得るだけでなく、道中で見たこと、ゼミの準備の時間をメンバーで共有したこと、話したこと全てが今後の研究や学生生活の糧になりました。

機会をくださった、神谷先生、福田先生、そして関係者の皆様本当にありがとうございました。

[中村]

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交通・土地利用モデルに関する国際シンポジウム@大阪

2024年9月25日

大阪大学中之島オフィスで開催された交通・土地利用モデルに関する国際シンポジウム (Symposium on Integrated land use/transport models for carbon neutral strategies in Osaka) で当研究室修了生の長谷川啓太さんが自身の修士論文の成果 “The Effects Of Place-Based Policy For Dual Habitation On The Inter-Regional Population Distribution” を発表しました.

都市部と地方部との二拠点居住の成立可能性と中央政府の役割について2都市モデルを用いて行った理論研究です.質問を頂いたミュンヘン工科大学のJoanna Ji博士,シンポジウムを主催頂いた大阪大学の紀伊雅敦先生,有難うございました.(文責:福田)

シンポジウムWEB:
https://www.mos.ed.tum.de/tb/workshops/osaka-symposium-2024/

 | 学外発表 研究室生活(主に学生より)

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