琉球大上地さん,再び
琉球大学の上地さん(修士2年)が今週1週間,福田研究室に来ていました!上地さんは今年の夏休みにも東大にいらっしゃったので,今回が二度目の訪問になりました.また,先月沖縄で開催された土木計画学会の時には,上地さんをはじめ,琉球大の方々に大変お世話になったご縁もありました.(以下,上地さんより)
今週1週間滞在している上地です.
指導教員の神谷先生と福田先生のお計らいで,9月の訪問に続き修論の確認をして頂くため今回沖縄から参りました.
福田先生をはじめ,学生の皆さんには優しく接して頂き,とても嬉しく思っております.
ゼミでは慣れない英語での発表や,皆様との討議の中では研究に足りない部分を再認識できました.
沖縄に帰って修論の完成に向けて頑張ります!
貴重な体験をさせて頂き,ありがとうございました!
第4回復興デザイン会議全国大会
[2022年11月25日 – 27日]
11月25日(金),11月26日(土),11月27日(日)に東京大学で第4回復興デザイン会議が開催されました.(B4中村より)
25日(金)の初日は,復興デザイン見学ツアーが行われました.荒川流域治水ツアーと,関東大震災の遺構を巡る復興ツアーの2つが開催され,私は関東大震災のツアーに参加しました.午前中は,横網町公園の資料館を見学し,午後は現地ツアーをした後学校に戻り討論会を行いました.何度も通ったことのある両国から浅草までの道のりでしたが,遺構という視点で見学すると,関東大震災でどれほど街が失われ,私たちが普段見ているものがその後に形成されたものばかりであるかということを考えさせられるツアーでした.討論会ではグループで後藤新平の話題を話し合い,街づくりの是非について話す貴重な時間となりました.2日目と3日目は,大学で様々な講演プログラムが行われました.私も卒論で災害復興をテーマにする中で,読ませていただいた論文の先生方と直接お会いすることができて感無量でした.また,防災地理部の発表では,小学生から高校生までが主体的に防災意識を高めるため,防災力を高めるために自分たちができることを提案している姿が印象的でした.
今回の復興デザイン会議のテーマは「災間を生きる都市」ということで,平時と災害時という分類をするのではなくフェーズフリーの防災が非常に重要であり,またそのためには分野に関わらず多くの人が「災害」を多角的に,そして日常的に捉え直していくことが必要であるというお話もありました.このフレーズが私には非常に刺さったので,卒論でも意識していきたいなと感じました.
この度は勉強の機会をありがとうございました!
会議の詳細は,こちらをご覧ください. [中村]
土木計画学研究発表会@琉球大学
[2022年11月11 – 13日]
琉球大学にて11月11日(金),11月12日(土),11月13日(日)に開催された土木計画学研究発表会・秋大会で,OBの鵜飼さんが発表しました.題目は以下の通りです.
情報デザインに基づく交通マネジメント:需要が変動する状況下での基礎的研究
(鵜飼健太・福田大輔)
また,本研究室の日本人学生6名も,学会運営のお手伝いとして参加させて頂きました!主に発表会場でのタイムキーパー役をさせて頂いたのですが,自分の研究と近い領域から,これまで触れたことのないような領域まで,様々な研究発表を聞くことができました(もちろんタイムキープの役割優先ですが).他にも夏の金沢訪問でお世話になった方々にも久々に会うことができたりと,非常に濃い時間を過ごすことができました.
さらに,この機会を通じて琉球大学神谷研究室の学生メンバーとも親睦を深めることができました.このような貴重な機会をくださった,神谷先生をはじめとする琉球大学の皆さまには,この場を借りてお礼申し上げたいと思います.今後も引き続き関わりを保って,お互いに刺激し合いましょう!
岡村杯に参加しました!
毎年恒例,社会基盤学専攻の研究室対抗で行われるソフトボール大会「岡村杯」に,国際プロジェクト・マネジメントグループ合同チームとして参加しました.大会名は,東大野球部の六大学通算最多勝記録を持ち,東大工学部長,土木学会会長などを歴任された弊専攻の大先輩である岡村甫(おかむらはじめ)先生に由来します.
我々のチームはM1を中心に野球経験者が多く,優勝を目指して大会に臨みました.まずは決勝トーナメント進出を目指し,予選2試合を戦いました.
結果は0勝2敗でした...我々の学年としては来年が最後の大会になるので,来年こそは優勝できるよう,一年間をかけて鍛えていきます!
[長谷川]
芝浦工業大学から院生が来ています!
以前の記事でも紹介した,短期滞在中の松村さんが自己紹介文を書いてくれました!(以下松村さんより)
今月から一ヶ月滞在している松村です.指導教員の大山先生の計らいで,武者修行という形で福田研に滞在させていただいております.
福田先生や学生の皆さんから温かく歓迎していただき大変嬉しく思います.普段以上に緊張感を持って研究に取り組むことができています.月末にはゼミで発表させていただく機会もいただいているので,発表に向けて頑張ります!
研究室活動の再開などなど
夏休みが明けました!学生によっては単位を取り切っていて授業が無いので,主な変化というと研究室ゼミが再開することでしょうか.当研究室では先月末から研究室ゼミを再開しました.ゼミの頻度は前期同様週に一度で,基本的には毎週担当の学生一名が研究の進捗について発表します.
先週は僕からの発表だったのですが,前期と比較して一人当たりの発表時間が長くなり準備が大変でした(汗).でもその分,これまで発表で触れてこなかった定式化についても紹介できたので,自分がどんな研究をしているのか,皆により具体的に知ってもらえたと思います.
また,今月1か月間,芝浦工大修士1年の松村くんが短期訪問に来ています!松村くんは大山研究室でMaaSに関する研究をしているそうですが,今月の研究室ゼミで発表してくれることになっているので,発表を聞くのが楽しみです.
そして先日福田先生が誕生日を迎えられたということで,サプライズでお祝いさせていただきました.お誕生日おめでとうございます!
[長谷川]
修士・学部中間審査
第21回行動モデル夏の学校
9月23日から25日にかけて,行動モデル夏の学校が本郷キャンパスとオンラインのハイブリッド形式で開催されました.今年は当研究室から,日本人学生チームと留学生チームの2チームが参加しました.
日本人チームでは,琉球大学から短期滞在中の上地さんも加わり,ワクチン接種の有無が人々の行動に与える影響について,Nested Logitモデルを用いて分析を行いました.留学生チームでは,MNLモデルを用いて,混雑課金が鉄道利用状況に与える影響を分析しました.留学生チームは24チーム中8位という結果でした!入賞おめでとう!
日本人チームに関して言うと,テーマの部分で他のチームとの差別化ができなかったところが反省点でした.来年は独自路線で,より興味深いことがらを分析し,今年よりいい結果を取ってきれくれることを期待してます!
[長谷川]
金沢大学訪問のご報告
先週一週間,M1長谷川が金沢大学理工学域地球社会基盤学類の都市システム科学研究室を訪問させていただきました!
同研究室の高山先生は,私が卒業論文で扱った定量的空間経済学に関する研究を数多く蓄積されており,春の土木計画学会でも私の研究発表に対しご質問・ご助言を頂きました.また,本研究室出身の壇辻先生が助教として所属しておられ,そういったご縁もあり今回の訪問をさせていただくことができました.
活動内容ですが,一週間を通じ,定量的空間経済学の周辺で行われている研究の最新動向を学ばせていただきました.特に,高山先生と直接議論させていただき,私の興味関心を鑑みたうえで,修士ではどういった研究に取り組んでいくかについて,アドバイスを頂けたことは,今後の私の研究活動に大きく資する経験となりました.
さらに,八千代エンジニヤリング技術創発研究所からいらした杉本さんと高山先生,壇辻先生に,私の研究について発表させていただき,それに対するご助言を頂きました.高山先生とともに杉本さんはこの1年,論文紙面上やオンライン学会発表の場で拝見したことが何度もあり,私にとって非常に貴重なお時間を頂きました.
また,研究室ミーティングにも参加させていただきました.同研究室の学生がどのような研究を行っているのかを学ぶとともに,我々の研究室の特徴を外から見るいい機会となりました.そのほかにも研究の合間や食事時間などで,同研究室の学生の皆さんとも多く交流することができました.おかげで楽しみながら研究に打ち込み,充実した一週間を過ごすことができました.
高山先生をはじめとし,都市システム科学研究室の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げたいと思います.一週間ありがとうございました!
留学生のための特別サマーセミナー@政策研究大学院大学
9月4日(日),9月5日(月)に政策研究大学院大学(GRIPS)で開催された,留学生のための特別サマーセミナー「大都市の鉄道と地域開発2022」に,M1のKrittanai君とChee Yung君が参加しました.このセミナーは,留学生が東京の都市交通の全体像を知り,日本の各機関・企業と直接交流する場を提供するものです.
サマーセミナーの初日には,「東京の鉄道システムと都市開発の概要」と「パンデミックによる変化と今後の戦略」の二部構成でレクチャーセッションが行われました.第一部では,首都圏のモビリティ開発の過去から未来まで,特に鉄道網の整備について概観することができました.第二部の前半では福田先生から,「パンデミック後の東京のモビリティの未来」と題する,COVID-19のパンデミックによって,日常の移動行動にどのような変化が起こりうるかについての講演がありました.第二部の後半では,運輸総合研究所,三井不動産,JR東日本,東急電鉄,東京メトロの各社から講演があり,パンデミックによって私たちのワークスタイルや移動形態が大きく変化する中,各団体や企業ではパンデミックに対する事業戦略や経営戦略の転換が始まっていることを学びました,
セミナー2日目には,参加者が2つのグループに分かれて現場視察を行いました.私たちは第1班に配属され,都内有数の商業地である日本橋と東京メトロ総合研修センターを訪れました.
日本橋では,三井不動産社員の方から日本橋の活性化計画に関するプレゼンがありました.伝統的な建造物を保存しつつ,現代のライフスタイルに合わせた街づくりを進めていることがとても興味深かったです.プレゼン後には,日本橋の街や現在開発中の敷地を案内して頂きました.この地域のランドマークである日本「橋」では,橋上の高速道路の地下トンネル化が計画されていると知り,交通や都市景観の面で特に興味深い場所に感じました.
その後,東京メトロの総合研修センターを訪れ,社員研修で使われるシステムを見学させて頂きました.社員の方に,券売機の仕組みから電車の運転方法まで,管内のほぼすべての研修を紹介して頂きました.中には,バーチャル・シミュレーション技術を使って電車の運転を体験した参加者もいました.我々参加者は皆,東京メトロの研修レベルがいかに高度であるかに感心しました.
[Chee Yung, Krittanai(長谷川訳)]