沖縄「ゆいまーるプロジェクト」の視察
6月末に沖縄の「ゆいまーるプロジェクト」の視察に福田先生がご参加されました。
「ゆいまーるプロジェクト」は、観光客によるレンタカー事故の多発の問題意識をもとに、トヨタ・モビリティ基金を中心に、沖縄県警、琉球大学、東京大学と連携したプロジェクトです。
今回の訪問では、トヨタレンタカーリース沖縄の視察や、交通危険個所の視察なども行われました。私も、沖縄旅行でレンタカーを運転したことがありますが、旧市街には細かい入り組んだ道が多く運転が大変だったことを覚えています。
当研究室では、沖縄やほかの地域のオーバーツーリズムに関する観光政策に関する研究を、学生たちの卒業研究などでも多く扱っています。沖縄県の人口146万人(2024年6月推計値:沖縄県企画部統計課 人口社会統計班)に対し、2023年には、国内客、外国人客をあわせて853万人の観光客が入域したといわれています。(日経新聞2024年5月2日記事)
現地の住民と、観光客が安全に快適に共存できる環境を目指し、交通工学の観点から課題に取り組めるよう問題意識を持つ必要があると改めて思わされました。
沖縄県企画部統計課(2024年6月1日更新)「推計人口」(2024年7月12日閲覧)
日経新聞記事(2024年5月2日)「沖縄の23年度観光客、国内客が過去最多の726万人に」(2024年7月12日閲覧)