EASTS@Shah Alam
[2023年9月4-7日]
マレーシアのShah Alamで,第15回アジア交通学会(Eastern Asis Society for Transportation Studies; EASTS)が開催され,本研究室からはKrittanaiが研究発表を行いました.題目は以下の通りです.
How Do Fares Affect the Utilization of Ride-hailing Services: Evidence from Uber Japan’s Experiments (Sriwongphanawes Krittanai and Daisuke Fukuda)発表後には,会場の皆様と非常に刺激的なディスカッションをさせて頂き,各国でのライドヘイリングサービスの利用の現状について討論を行うことができました.たくさんのコメントや質問をいただき,ありがとうございました.
この論文はEASTSの最優秀賞候補となりました.最終的に惜しくも受賞には至りませんでしたが,EASTSの機関誌である「Asian Transport Studies (ATS)」に掲載される予定です.
また学会期間中,学術界,産業界を問わず多くの国の方と知り合うことができました.さらに最終日には,Shah Alamの高度道路交通システムについて学ぶため,スマート・セランゴール・オペレーション・センター(SSOC)への技術視察に参加しました.これもまた今後博士課程に進むうえで,将来の研究に役立つ経験と知識を得る非常に良い機会となりました.学会全体として,博士課程での研究への大きな刺激を受けることができたようです.素晴らしい経験をありがとうございました!
上北山村ヒアリング調査
[2023年8月28-31日]
奈良県吉野郡上北山村にて,早稲田大学佐々木邦明研究室の皆さんと合同で,村民の方々へのヒアリング調査を行いました!福田先生にご紹介いただき,また早稲田大学の佐々木先生のお取り計らいで,弊研究室からは長谷川と江橋が調査員として参加させていただきました.
地区ごとに担当を決めて村内の各家庭へ伺い,普段の暮らしに関する質問や,村の将来についてどのような考えを持っているかといった質問をしていきました.村民の皆さんにはとても好意的に受け入れて頂き,多くの方から包み隠さない率直なお話を伺うことができました.一方,過疎化・高齢化が進む村の深刻な現状を,具体的なお話とともに現実感をもって体感しました.僕はもともと地方の衰退に問題意識を抱え,この専攻,研究室に入ってきましたが,今回のヒアリング調査はその意識を改めて強める貴重な機会になったと思います.
また,4日間の寝食を共にし,佐々木研究室の皆さんと親睦を深めることができました.昨夏の長岡での合同ゼミ合宿に引き続き,今年もBBQ,スイカ割りに花火と,イベント盛りだくさんで,ヒアリング以外の時間も非常に楽しく過ごすことができました.色々と準備をしてくれた佐々木研究室の皆さん,ありがとうございました!
今回のヒアリング調査は,フィードバック資料としてまとめ,12月に予定されている村民の方による村の将来を考えるためのワークショップの材料としていく予定です.調査のサポートをしていただいた奈良県庁の皆さん,上北山村の皆さん,そして早稲田大学佐々木研究室の皆さん,貴重な機会を頂きありがとうございました![長谷川]
修論最終審査会
[2023年7月28日]
7月28日(金)に本郷キャンパスにて対面で,9月修了予定の学生の修士論文最終審査会が行われました.当研究室からはChee Yung,Krittanaiが発表し,審査の結果合格となりました.
発表題目は以下の通りです.
- Chee Yung: Development of a Semi-Dynamic Link-Based Transit Assignment Model
- Krittanai: How Do Prices Affect the Utilization of Ride-hailing Services: Evidence from Uber Japan Experiments
二人の発表に対し,羽藤先生,菊地先生,澤田先生,森本先生を始めとする先生方から大変貴重なご意見,ご質問を頂きました.この場をお借りしてお礼申し上げます.[長谷川]
沖縄本島実地調査
B4目賀です.先週末に沖縄を訪問しました.
卒業論文で扱う予定の観光交通渋滞を体験するために,本部地方が一年で一番混むとされている海洋博花火大会を体験しました.福田研究室との関わりもある琉球大学の上地さん(博士1年)には大変お世話になりました.渋滞に巻き込まれていただき,ありがとうございました.
懇親会も開いていただき,神谷先生のアツいお話も伺うことができました.この経験を糧に,研究に励んでいきます!みなさん,ありがとうございました.[目賀]
土木計画学研究発表会・春大会@福岡大学
[2023年6月3-4日]
福岡大学にて6月3日(土),6月4日(日)に開催された土木計画学研究発表会・春大会で,Krittanai君が発表しました.題目は以下の通りです.
How Does Price Affect the Utilization of Ridesourcing Services: Evidence from Uber Japan’s Experiments(Sriwongphanawes Krittanai and Daisuke Fukuda)
Krittanai君の発表に関して,皆様から大変有益なコメントを頂きました.この場をお借りしてお礼申し上げます.
また,我々も聴講者として参加させて頂きました.2日間にわたり様々な分野の発表が執り行われましたが,特にポスターセッションではこれまでの研究活動で関わってきた他大学の学生の,興味深い研究内容を知ることができ,今後の修士研究に向けて大きな刺激を受けました.貴重なご機会を頂きありがとうございました![長谷川]
Ali-gul Qureshi先生・Jose Escribano-Macias先生のご来室
先日5月19日,Ali-gul Qureshi先生とJose Escribano-Macias先生が当研究室にいらっしゃいました.Ali-gul Qureshi先生は京都大学で准教授として都市の物流について研究されており,Jose Escribano-Macias先生はImperial College Londonの研究員として自動運転,都市物流,レジリエンスを専門とした研究をされています.
今回の訪問では,都市交通ネットワークのモデリング,E-ヘイリング,都市のレジリエンス,災害復興など,さまざまなテーマで有意義な議論が行われました.我々にとって考えを深める貴重な機会になるとともに,当研究室と先生方の将来の共同研究の可能性につながる機会でした.Ali-gul Qureshi先生とJose Escribano-Macias先生には,この場をお借りして感謝申し上げます.近い将来,共同研究の機会を探ることができればと楽しみにしています.
[Chee Yung]
2023年度研究室活動,始動!
先日,当研究室の今年度初めてのゼミを行いました!今年度は,上町さん,川崎さん,目賀さんの3名が新たに卒論生として研究室に加わってくれました.昨年度にM2の3人が卒業し,人数が少なくなってしまうことが心配されましたが,今年度も当面は学生メンバー9人で研究室として活動していきます.
昨年同様,ゼミの頻度は引き続き週に1回で,前期は基礎ゼミと研究進捗ゼミを1時間ずつ行います.基礎ゼミではゲーム理論を扱います.昨年の基礎ゼミでは,3つのテーマを扱ったため,細かい部分をスキップしたり,理解するのが大変だったりしましたが,今年は踏み込んだ部分までじっくり取り組む予定です.
今年度も,主に長谷川から,時には新しいメンバーからも,研究室生活について定期的に発信してまいります.本年度もどうぞよろしくお願いいたします.
修士論文中間審査
[2023年2月14日]
2月14日(火)に本郷キャンパスにて対面で,修士論文の中間審査会が行われました.当研究室からは,M1の江橋,長谷川,Leeが発表を行いました.それぞれの発表題目は以下の通りです.
- 江橋: ノンリカレントな状況下での交通渋滞予測手法の構築-都市間高速道路集中工事を対象に
- 長谷川: 複数拠点居住を考慮した立地均衡モデルの開発
- Lee: The Effect of Information Provision to Autonomous Vehicle on a Traffic Congestion
様々な分野の先生方より大変有益なご助言,ご質問を頂きましたことを,この場をお借りしてお礼申し上げます.
卒論最終審査会
[2023年2月7日-8日]
2月7日(火),2月8日(水)に本郷キャンパスにて対面で,学部生の卒業論文最終審査会が行われました.当研究室からはB4の中村さんが発表し,審査の結果合格となりました.
発表題目は以下の通りです.
- 被災者の従前生活構造を考慮した災害公営住宅割り当てモデルに関する研究
様々な分野の先生方からご意見,ご質問を頂きましたことを,この場をお借りしてお礼申し上げます.
卒論提出
先週の修士3名に引き続き,本日B4の中村さんが卒業論文を提出しました!初めての研究および論文執筆ということで,慣れない部分も多く大変だったと思いますが,最後までやり切ってくれたように思います.来週には最終審査会を控えているので,一息つきつつも,そこで1年間の研究成果を上手く伝えられるよう頑張ってください![長谷川]