土木計画学研究発表会・春大会@北海道大学 その2
5月25日、26日に北海道大学で開催された第69回土木計画学研究発表会・春大会へ、当研究室の学部4年生の3名が、研究についてより深く知り今後の研究のカギを見つけるため、聴講参加しました。
(松永)5月25、26日に北海道大学で開催された土木計画学発表会に、私たちB4も聴講者として参加しました。ポスターセッションや発表を通して様々な研究を学べ、卒業研究について刺激をいただきました。また、M1の目賀さんの見事な発表や質疑応答を目にし、1年後になりたい姿をより具体的に考えることができました。貴重な機会を与えていただきありがとうございました。
(金岡)学会というアカデミックな場所、専門的で最先端な議論が交わされる場所に初めて行きました。各分野のプロフェッショナルが熱心に会話を構築している会場の熱気に圧倒されながらも、彼らの研究に向き合う姿勢は大きな刺激になりました。私も引き続き頑張っていきます。
(田中)聴講者として参加させていただきました。今回の学会では、研究発表の内容に食らいつき、質問を絞り出すので精一杯でしたが、聞いていく中で特に興味を惹かれる研究対象・手法を見つけることができました。自分の中で振り返り、今後の研究に活かしていきたいです。1年後には学会での発表・質疑共に質が高い議論ができるように精進します。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
土木計画学研究発表会・春大会@北海道大学
5月25日、26日に北海道大学で開催された第69回土木計画学研究発表会・春大会に修士1年生の目賀が発表を行いました。
静寂の中、大勢の方々の前で発表するような機会はあまり経験したことがなく、発表中は終始緊張してましたが、質疑応答が始まると、緊張感は薄れました。自分の伝えたかったことがしっかりと伝わった上で、面白いと褒めていただいたり、親身になってアドバイスをしていただいたり、とても嬉しかったです。
発表準備の際には福田先生と研究室のメンバーに、自分では気づけないわかりにく点をたくさん指摘いただき、とてもお世話になりました。
この経験を糧に、修士の2年間、悔いのない研究をします!![目賀]
能登半島地震調査 その2
5月14日、15日の二日間、能登半島地震調査に同行させていただきました。調査を通じて、まず、災害には能登半島の地形的な要因が大きく関わっているように感じました。数少ない半島内の道路が崩落や土砂によって遮断され、災害対応、復興の鍵とも言える、人や物資の移動が滞りました。能登半島北西部の海岸沿いでは、地盤が隆起し、港が使えなくなる被害がありました。軟弱地盤では液状化、地盤沈下も発生し、多くのインフラにダメージを与えました。地滑り地帯に位置するトンネルや橋梁は、地滑りの影響で通行不能となっています。しかし、いくらか特殊な地形的な要因はあるにしろ、都市一極集中、建物・インフラの老朽化、少子高齢化といった、災害被害を助長する問題の深刻化は日本の至る所で共通です。人、物、お金(特に発災直後は情報も)が満足には集められない中、復興復旧の優先順位や方法を検討する際には、汲み取りきれない意見もあり、心苦しい決断もあることかと思います。そのような中、工夫を凝らしつつ、尽力されている様々な立場の方々を拝見し、頼もしく思うと同時に、インフラに関わっていく身として、自分自身もその責任を重く自覚しました。調査の中で印象に残っている景色をいくつか紹介します。1つ目は海沿いの国道249号線です。斜面が崩れ、多くの地点で通行不能となっていました。日本海沿いの広大な風景が広がる中、傷ましい道路、斜面崩壊の後が残る光景は、自然の美しさと恐ろしさを同時に示していました。2つ目は盛り土の崩壊が多数見られる、のと里山海道です.土を盛りなおす、迂回路をつくる、橋をわたす、ランプを利用するなど、工夫をこらし、輪島市方面への移動を可能としていました。[目賀]
能登半島地震被災地視察
3月19日、20日、研究室有志で能登半島地震の被災地視察に伺いました。
初日は、富山駅から珠洲市に向かい、片側のみ復旧したのと里山道路を利用しました。大規模に崩落した個所もありながら、並走する一般道を活用するなどし早急に片側復旧された作業員の皆様のご尽力を感じました。どの箇所も工事は続いており、対面通行復旧に向けた取組がなされておりました。前後の車両には土砂を運ぶトラックも多く、復旧工事の数の多さも感じました。
土砂災害、津波、倒壊、液状化など多くの被害の現場を拝見し被害の激甚さを感じつつも、供用のはじまった応急仮設住宅や、建設中の応急仮設住宅も見学させていただき前に向かって動き出すコミュニティの姿も伺うことができました。
この被災地視察を通して、研究に関わるものとして、そして一大学院生として何ができるのか考え、自分のできる行動を積極的にとっていきたいと思いました。
卒業論文提出!
先週の修士3名に引き続き,本日4年生3名も卒業論文を提出しました!初めての研究および論文執筆ということで,慣れない部分も多く大変だったと思いますが,最後までやり切ってくれたように思います.来週には最終審査会を控えているので,一息つきつつも,そこで1年間の研究成果を上手く伝えられるよう頑張ってください!
[中村]
修論最終審査会
[2024年1月29日-31日]
1月29日(月),1月30日(火),1月31日(水)に本郷キャンパスにて対面で,修士論文の最終審査会が行われました.当研究室からは,M2の江橋,長谷川,Leeが発表しました.その結果,全員合格となりました.また,は古市賞を受賞しました.
各発表題目は以下の通りです.
- 江橋:大規模工事期間の渋滞予測と工事マネジメントの最適化手法の構築 -都市間高速道路集中工事を対象に-
- 長谷川:二地域居住促進施策が地域間人口分布に与える影響
- Lee:Tourist Activity-Travel Choice Modeling and Evaluation of Travel Demand Management Policies [観光地における周遊行動モデルの構築と交通政策の評価]
修士論文を提出しました!
ウィーン滞在報告by中村
ウィーン訪問中の中村さん(M1)からの中間報告です.
M1の中村です.9月から,オーストリアはウィーンのウィーン天然資源大学(English: The university of Natural Resources and Life Sciences, German: Universität für Bodenkultur Wien(以下,BOKU))にありますIVeに3か月間お邪魔して,VR自転車シミュレーターを用いた,道路デザインの自転車走行快適性評価に関する研究のため,VR自転車シミュレーターを使用させていただいております.
これまでの2か月間は,VRシミュレーターに関する勉強と,VRシミュレーターでの実験の準備として,日本の道路デザインの3Dモデルを1から作成してきました.ちょうど先日,参加者を募集して実験を始めました.年末の帰国までに,少しでも多くのデータを集められるよう,努めております.
IVeは,オーストリア政府の気候変動対策・エネルギー省の傘下で研究を行う30名ほどの大きな研究室です.BOKUは,ウィーンの北西端のあたりに位置し,研究室の窓からは巨大なワイン用の果樹園のある丘を眺めることができ,研究に疲れた時はよく窓の外を眺めます.福田研の部屋の窓からは何も見えないので,この綺麗な景色がとても嬉しいです.
ウィーンでは,先月から各広場でクリスマスマーケットが始まり,クリスマス一色の街並みになっています.BOKUのキャンパスの目の前の大きな公園でもクリスマスマーケットが開かれています.ウィーンの中心にある市庁舎のクリスマスマーケットは歩きまわれないほど混雑していますが,キャンパス前のクリスマスマーケットは,地元の人でにぎわい,また違った良さがあります.
Salsaさんのご来室
先日12月7日,研究室卒業生のSalsa(Salsabila Panji ARUM)さんが研究室を訪問してくれました.ご主人の日本への留学に伴い再来日されたそうです.今後の共同研究等の可能性について,福田とディスカッションをしました.Welcome Back!
岡村杯優勝!
今年も「岡村杯」の季節となりました!岡村杯は,社会基盤学専攻の研究グループ対抗で行われるソフトボール大会です.昨年はまさかの予選敗退と悔しさの残る結果でしたが,今年は我々の学年として最後の岡村杯ということで,研究室の垣根を越え一致団結して試合に臨みました.
決勝では,予選で一度敗れたB3チームを相手に,最終回2アウトまで追い込まれながらも逆転サヨナラ勝利を収め,見事優勝することができました!個人的にもB3から参加し続け,4年目で初優勝と,有終の美を飾ることができました.この優勝で得た勝利の余韻を胸に,残り2か月となった研究室生活でも有終の美を飾れるように頑張ります!
[長谷川]