行動モデル夏の学校2025に参加しました

2025年9月25日

9月22日から24日にかけて、第24回行動モデル夏の学校2025が対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され、当研究室からは修士1年と学部4年の計6名が参加しました。今年度は、東日本大震災の被災者の方々を含む、東北三県(岩手、宮城、福島)における十数年間の居住地変遷を記録した新しいパネルデータが提供されました。

私たちのチームは、このデータを用いた分析に挑戦し、多項ロジットモデル(MNL)による居住地選択モデルの構築を通じて「いかにして東京への人口流出を抑制できるか」という政策課題の解明を目指しました。分析では、東京への流出を特徴づける変数は比較的容易に見つかった一方、地域への愛着など「東北に留まる」選択の要因となる変数を特定することは非常に難しく、分析は困難を極めました。

しかし、限られた時間の中でチーム一丸となって試行錯誤を重ね、モデルの改善とパラメータの丁寧な解釈に最後まで努めました。その結果、全参加チームの中で6位入賞という評価をいただくことができました。今回は、分析が難しいデータへ果敢に挑戦したことで、行動モデルの奥深さに加え、粘り強く取り組むことが良いモデル構築に不可欠であると身をもって学ぶ、大変貴重な経験となりました。

このような素晴らしい機会をいただき、誠にありがとうございました。

[B4 伊藤]

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Mogens Fosgerau先生との特別セミナー

2025年9月19日

9月19日に交通経済学の世界的な第一人者であるコペンハーゲン大学教授のMogens Fosgerau先生をお呼びして特別セミナーを開催しました。

セミナーでは壇辻先生(早稲田大学)、藤原先生(本研究室)、大山先生(東京大学交通・都市・国土学研究室)がそれぞれ研究に関するプレゼンを行い、それらに対してFosgerau先生が質問や助言をされました。

学会などでも多くは見られない極めて高度な議論が重ねられ、それぞれのプレゼンが1時間を超える状況でしたが、分野を牽引する研究者と先生方のやりとりは、聴講した学生にとっても大変貴重かつ学びの多いものとなりました。

直後に行われる行動モデル夏の学校や今後の研究に向けて、強烈な刺激を受けました。

[上町]

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夏休み活動報告②~山口大学・琉球大学との合同ゼミ@長門~

2025年9月14日

9月12日から13日にかけて、山口県の長門にて山口大学榊原研・琉球大学神谷研との合同ゼミ合宿に参加させて頂きました。

初日の午後のゼミの冒頭、長門温泉の近隣自治体である美祢市の森山様から、豪雨災害により全線で運休している美祢線の復旧に関する議論について、講演を頂きました。地方鉄道の維持に関する自治体の考え方・取り組みを伺うことができ、大変貴重な機会となりました。

その後、1日目と2日目の午前にかけてポスター発表セッション、口頭発表セッションを行いました。先生や学生の皆様から普段の研究室内ゼミとは異なった視点から質問・助言をいただくことができ、研究を進めていく上で重要な示唆を得ることができました。

1日目の夜に近隣の飲食店で懇親会を行い、親睦を深めました。琉球大学の神谷研とは2年連続の合同ゼミとなりましたが、こうした、地域を跨いだ交流を続けていければありがたいです。

[上町]

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夏休み活動報告①~早稲田大学佐々木邦明研究室との合同ゼミ~

2025年8月16日

8月2日〜3日に早稲田大学の軽井沢セミナーハウスにて、早稲田大学の佐々木邦明研究室との合同ゼミ合宿に参加しました!

1日目は上信越道の落石対策工事の現場を見学させて頂いた後、セミナーハウスに移動し、BBQを楽しみながら佐々木研究室の皆様と親睦を深めました。
そして、2日目の午前中に合同ゼミを行いました。当研究室と研究フィールドは近接していますが、特に多様な都市データを活用し、現代日本の都市課題に根差した鋭い問題設定をされている研究が多く、大変学びになりました。

1日目の懇親会・2日目のゼミを通して研究の話だけでなく、大学生活など研究以外の事についても多くを語らい、佐々木研究室の皆様と交流を深めることができた大変有意義な2日間でした。また今後もゼミ・学会といった機会を通じて交流を継続できたら幸いです。

最後になりますが、この合同ゼミ合宿開催に際し、多大なるご尽力を頂きました佐々木邦明先生、壇辻貴生先生、そして佐々木研究室の学生の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

[田中]

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夏学期のゼミ活動を打ち上げました

2025年8月5日

暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

先日、福田研では夏学期の締め括りとなるゼミを行い、B4, M2全員の研究進捗発表・質疑を行いました。

今学期のゼミでは、毎週持ち回りでの研究進捗ゼミと、経済学の基礎的な理論を学ぶ基礎ゼミの2種類のゼミを行いました。

いずれのゼミでも研究室内のメンバー同士で研究内容の共有や経済理論についてのディスカッションを通して良い学びの機会となったのではないかと感じています。

また、今学期からはSlack上でそれぞれのメンバーの研究について誰でも見られるオープンチャンネルを作り、読んでいる論文や考えているアイデア、行っている分析などが他の人からもわかるようにする取り組みを始めています。他のメンバーの研究について、よりよく知れるようになったのではないかと感じています。

ゼミ後には研究室の共用スペースで打ち上げを行いました。
今回の打ち上げはなんとタコスパーティー!🌮
M1の金岡さんの素晴らしい企画の元、タコスやドリンクを囲みながら今学期の研究室メンバーの頑張りを労いました!

夏休みに入り、他大学との合同ゼミ合宿、院試、中間発表、夏の学校など様々なイベントがありますが、研究室メンバー一同頑張っていきます!

引き続き夏休みの活動についても投稿していきます。[M1 田中]

 

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土木計画学研究発表会・春大会@高松大学

2025年6月16日

6月7日・8日に香川大学で開催された第71回土木計画学研究発表会・春大会において、修士の金岡・田中・松永の3名が発表を行いました。

昨年は聴講者として参加したこの学会に、今年は同期全員で発表者として戻ることができ、非常に嬉しく、感慨深い気持ちになりました。1年間ともに励んできた同期の2人には、心から感謝しています。
自身の発表では、計画学を専門とする多くの先生方を前にして大きな緊張もありましたが何とか発表をやり遂げることができ、非常に貴重な経験となりました。質疑応答では、これまでの取り組みを評価していただく場面もあり、大変励みになりました。今後は、さまざまな大学・機関の方々から頂いたご指摘やアイデアを自分なりに咀嚼し、研究をさらに発展させていきたいと考えています。
最後に、今回の発表に限らず、卒業研究からこれまで一貫して多大なご指導・ご支援をいただいた福田先生に、この場を借りて深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
[松永]

また、M2の渡邊、B4の伊藤・更谷・種瀬の4人も研究の参考とするため、聴講者として参加しました。

初めて学会に参加させていただき、所与としてある程度理解しておかなければならない用語や領域がとても多いことを実感しました。用語でいえば、例えばUE(User Equilibrium)やSO(System Optimum)といった略語を理解している前提でプレゼンや議論が進行していて、領域で言えば行動モデルや経済はもちろんのこと、最適化のアルゴリズムや機械学習、量子コンピューターなどとても幅広い分野が登場して、B4の私にとってはついていくのがとても大変でしたが、もっと勉強しなければといういい刺激になりました。
[伊藤]

学会に参加するのは初めてでした。今回は聴講者として参加しましたが、最先端の研究や研究者同士の議論の一端に触れることができ、非常に良い経験となりました。一方でついていくだけで精一杯の発表も多く、勉強を続けていく必要性を痛感しました。
来年には自分も発表者の立場として意義のある議論ができるよう、卒業研究に励んでいきたいと思います。
[更谷]

人生初の学会は聞いて理解するだけで精一杯なものとなりましたが、示唆に富んだ発表や議論に触れる中で、自身が取り組もうとしている分野の最前線を肌で感じることができました。この経験で得た刺激を糧に実りある研究ができるよう、前を向いて頑張ります。貴重な機会をいただきありがとうございました。
[種瀬]

 

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Transportation Research Symposium(TRS)@ロッテルダム

2025年6月11日

M1の金岡です。先日、オランダ・ロッテルダムで開催された Transportation Research Symposium(TRS) にてポスター発表を行いました。初めての学会での発表ということもあり緊張しましたが、D2のクリッタナイさんとM1の松永さんも参加しており、知った顔がいることが大きな心の支えになりました。ポスターの作成では、情報の取捨選択やレイアウトの工夫を重ね、いかに見やすく伝わりやすいものにするかに苦心しました。発表当日は、まず来場者に興味を持ってもらうことが一つのハードルであり、積極的に声をかけてブースに誘導することの重要性を実感しました。世界各国から研究者が集い、国ごとに異なる特色や共通の課題意識について意見を交わす場は非常に刺激的で、多くの学びと気づきを得ることができました。学会の合間には、初めてのヨーロッパを訪れ、日本とはまったく異なる街並みを散策し、その土地の空気を全身で感じてきました。
[金岡]

 | 学外発表 研究室生活(主に学生より)

新たに特任助教として藤原啓示先生が着任されました

2025年5月13日

5月になり、汗ばむ陽気の日も増えてきました。

さて、表題の通り、5月1日付で藤原啓示先生が特任助教として広島大学から着任されました。藤原先生は、現在本研究室で推進しているバンコクにおけるSATREPSプロジェクトに主に携わられる予定です。

着任された直後の5月初旬には、研究室のセミナールームで手巻き寿司を囲み、藤原先生の歓迎会を行いました!

今後は藤原先生と共に、ゼミなどを通した研究に関する議論はもちろんのこと、日頃の研究室での交流も深めていける事を楽しみにしております!

[田中]

 

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研究室に新たなメンバーが加わりました!~その②~

2025年5月8日

新年度の研究室生活が本格的に始まり、今年度初めてのゼミを行いました!

新たな学生メンバーとして学部4年の伊藤晴人さん、更谷祐太さん、種瀬愛美さんの3人が卒論生として加わってくれました。新たなメンバーを迎え、今年度の研究室生活がどのようなものになっていくのか、期待で胸を膨らませています。

今年度は当面学生14人で研究室として活動していきます。引き続き、新年度のゼミ活動など研究室生活について発信してまいります。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

[田中]

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研究室に新たなメンバーが加わりました!~その①~

2025年4月10日

新年度が始まりました。1号館前の銀杏の大木も春らしく緑に色付いています。

3月末まで研究員としていらっしゃった壇辻貴生さんが、早稲田大学に講師としてご異動されました。短い期間でしたが、研究室ゼミ・懇親会などで大変お世話になりました。新天地でのご活躍を研究室メンバー一同願っております。

一方で、新メンバーとして当研究室のOBのQian Ge先生が客員准教授として新たに来られました。

また、修士1年の3人も、学部に引き続き福田先生の元で研究に取り組むこととなりました。

新たな先生が加わり、ますます活気がある研究室となってまいりました。新年度も引き続きメンバー一同頑張っていきます!

[田中]

 

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