土木学会全国大会(年次学術講演会)

2024年9月24日

9月4−6日に東北大学@仙台で開催された土木学会全国大会(年次学術講演会)にて,当研究室修了生の羽間真奈実さんが修士論文「人流ビッグデータを用いたニッチな観光スポットの検出」の成果発表を行いました.

京都大学大庭先生,豊田都市交通研究所山崎様,株式会社アルメック金子様より,研究を進展するうえで貴重なコメントを頂きました.ありがとうございました.(文責:福田)

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第23回行動モデル夏の学校

2024年9月23日

9月11日から13日の日程で、第23回行動モデル夏の学校2024が対面とオンラインの併用で開催され、当研究室からは今年もM1とB4のメンバー、計6人で参加しました。

今年度の夏の学校では、これまでの夏の学校と比較し、主に学生向けのより基礎的な講義や、政策評価をも扱うような講義が増加したことで、参加学生の分析がデータ分析のみに留まらず、政策提言まで踏み込んだ発表が多く見られることとなりました。

そのなかで当研究室は、混雑課金制度そのものの特性に着目し、異なる社会属性を持つ人々の不利益の評価というテーマのもと、与えられた豊洲のデータをもとにケーススタディとして分析を行いました。途中、推定など思うような成果があげられず苦戦した場面もありましたが、エスキスなどで先生方から頂いたご意見を基に改善を図り、発表として形にまとめることができました。

最終的な結果としては、惜しくも賞を得ることはできませんでしたが、この3日間でメンバー間で議論を重ね協力する過程で、親睦を大いに深めるとともに、行動モデルに熱心に向き合ったことで、私たちにとって理解を深める時間になったと感じています。また、個人としても、初めての夏の学校でプロジェクトベースの演習という、これまで経験のしたことない形の貴重な経験をすることができたと感じました。

ありがとうございました。[M1 渡邊]

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学会発表@福祉のまちづくり学会全国大会

2024年9月7日

修士1年の上町剛志です。

8/31,9/1に福祉のまちづくり学会の第27回全国大会に参加し、「自動車依存社会と社会的排除の関係に関する考察:沖縄本島中南部都市圏を対象として」と題する卒業研究の発表を行いました。短い時間の発表でしたが、扱う問題に関して会場の皆様に関心を持っていただき、5分の質疑応答の中で受けた複数の質問、指摘も参考になるものばかりでした。同研究の初の対外発表として学びのある場となりました。このような機会をくださり、また会場の札幌にはるばるお越しいただいた福田先生、琉球大学の神谷先生に深く感謝いたします。引き続き、修論として同様の問題意識の下で質的研究、量的研究に取り組んでいきます。
頑張ります!

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Trilateral Students Activities(TSA)2024@韓国へ参加

2024年9月2日

2024年8月15日から20日にかけて、「三大学学生交流活動2024」(TSA 2024)に参加しました。この活動は、東京大学土木工学科(日本)、ソウル大学(韓国)、国立台湾大学(台湾)の学生が集い、意見を交換するためのイベントであり、10年以上にわたって毎年開催されています。今年はソウル大学が開催地となりました。

このイベントの主な目的は、土木工学の分野での知見を共有するとともに、新しい文化に触れることです。今年のテーマは「リノベーション」でした。参加者は”構造”、”水理”、”地盤工学”、”交通”、”CAE”の5つのグループに分かれ、それぞれのチームでグループワークを行いました。私は交通グループに参加し、3か国のインテリジェント交通システムを比較し、改善の可能性を探りました。最終日には、これまでの成果を発表しました。

また、ソウル市内の様々な場所を訪れる機会にも恵まれました。ソウルは非常に魅力的な都市であり、歴史的な建築物と現代的な建物が共存している様子がとても印象的でした。公共交通機関は安価でありながら、非常に便利でした。特に印象に残ったのは、韓国の食文化です。どの料理も美味しく、韓国の人々が食事を心から楽しんでいることが感じられました。

この旅を通じて、多くの貴重な経験と友人を得ることができました。必ず再び韓国を訪れたいと思っています。そして、来年台湾で開催されるTSAにも大いに期待しています。[クリッタナイ]

 

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離散選択モデル夏季集中講座

2024年8月13日

7月30日、31日と福田先生による離散選択モデル夏季集中講座が開講されました。

福田研のメンバーに加え、琉球大学から上地さん、上間さん、国場さん、また川崎研から川村さんにもご参加いただき、にぎやかな会となりました。

勉強熱心なの強い希望のもと開催され、毎年恒例で研究室で参加する9月のイベントに向けて、皆で基礎から応用まで離散選択モデルを勉強しました。私も、研究では触れていないものの、そのそのイベントや基礎ゼミで2年間何度か勉強していたはずでしたが、先生直々に詳しく学ばせていただいたのは初めての機会でしたため、知らなかったこと理解できていなかったことが浮き彫りとなる機会でした。

後輩たちにはここで勉強したことを生かして受賞目指して頑張ってほしいです!(((圧。

[中村]

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the 17th International Conference on Travel Behavior Research (IATBR)@ウィーン

2024年7月30日

7月13日から20日までウィーンで開催された7th International Conference on Travel Behavior Research (IATBR)に、博士1年の留学生Krittanai Sriwongphanawesが、修士論文の一部である、変動運賃シミュレーションについて発表しました。

発表は最終日であったため、セッションへの参加者は限られていましたが、その中で刺激的なご質問やご指摘をいただくことができ、示唆的な議論をすることができました。

僕は今回、初めてヨーロッパの国を訪れました。国際会議に参加する中で交通行動の分野の著名な先生方とお会いできることはもちろん、加えて新しい文化や環境を体験する貴重な機会になりました。この経験を博士研究に生かし、より研究に励みたいです。(Krittanai, 中村翻訳)

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2024年度前期の福田研ゼミ活動

2024年7月22日

今年度も、弊研究室では、毎週水曜日にゼミを開講しています。
前期のゼミでは、毎週1名が研究の進捗を発表するResearch Progress Seminarを前半に、Learning Seminarを後半に行っております。

今年度は、工学部1号館の工事の関係で、いつもと異なる工学部11号館のセミナールームを使用しています。前年度等に利用していた部屋に比べ、部屋のサイズが小さく、部屋が暖色系のインテリアでまとめられているため、以前に比べ明るくアットホームな雰囲気になったように思います。
また、Learning Seminarでは、本年度はpythonやGISを通じたデータ処理の基礎について扱っています。後半の1時間でできることは限られていますが、ハンズオン形式で実践的に学ぶことができました。

弊研究室では、学生が多種多様な研究テーマを扱うため、Learning Seminarでの勉強内容がすべて個々人の研究テーマとマッチすることは少ないですが、前期のLearning Seminarを経ることで全員が基礎知識を等しく得ることができ、他者の研究に対する洞察が深まり、後期のResearch Progress Seminarではより踏み込んだ質問ができるようになっている気がいたします。

前期もあとわずかですが、引き続きいろいろなことを吸収していきたいです。(中村)

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2024年度初年次ゼミナール

2024年7月17日

修士2年の中村です。
弊研究室の所属する国際プロジェクトグループでは、本年度、弊学1年生の必修授業である理科系の初年次ゼミナールを開講しています。
国際プロジェクトグループの教授陣による本授業に、私もTAとして参加させていただいておりました。

講義とグループワークで構成される本授業の、主にグループワークの回を拝見しておりましたが、1年生らしい新鮮な視点と勉強熱心な彼らが毎週仕入れてくる新たな知識に感化され、私も勉強になりました。
初回の授業日には、4年ぶりに駒場キャンパスに伺い、この4年で慣れた本郷キャンパスとは異なる雰囲気に、私も若返ったような気がしました。

今週は、授業の最終回として、羽田イノベーションシティへ見学に伺いました。
見学では、イノベーションオープンスペースである「PiO PARK」と、自動運転バスの見学、またロボットレストランの「AI_SCAPE」をご説明いただきました。
私は以前、境町でも自動運転バスに試乗させていただきましたが、その際はフランス製のNAVYA社のARMAという車体だったのに対し、今回はエストニア製のMiCaという車体を体験いたしました。MiCaは、日本仕様にカスタマイズして導入され、施設の方によると、NAVYA社のものより性能がいいそうで、最近新たに乗り換えられたそうです。今回試乗させていただいたルートでは、手動介入もなく「完全」自動運転での走行がされていて、1年前の見学よりもさらに実績を積んで自動運転の走行が可能になってきていることを感じました。
ロボットレストランはあいにく中に入ることはできませんでしたが、SFみたいな世界観で、是非今度ここで食事をしてみたいなと思いました。

2022年にできた本施設を訪れるのは私も初めてであったため、とても勉強になりました。

自分も1年生の時に履修した初年次ゼミナールに、最後の学年で再度かかわることができて、学んできたことと失ったことに気が付くきっかけにもなる貴重な経験になりました。(自身が学部1年生の時に書いた戦争と平和についての初年次ゼミナールのレポートも封印していましたが、5年ぶりに読み返してみたいような気持ちになりました。)(中村)

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沖縄「ゆいまーるプロジェクト」の視察

2024年7月12日

6月末に沖縄の「ゆいまーるプロジェクト」の視察に福田先生がご参加されました。
「ゆいまーるプロジェクト」は、観光客によるレンタカー事故の多発の問題意識をもとに、トヨタ・モビリティ基金を中心に、沖縄県警、琉球大学、東京大学と連携したプロジェクトです。

今回の訪問では、トヨタレンタカーリース沖縄の視察や、交通危険個所の視察なども行われました。私も、沖縄旅行でレンタカーを運転したことがありますが、旧市街には細かい入り組んだ道が多く運転が大変だったことを覚えています。

当研究室では、沖縄やほかの地域のオーバーツーリズムに関する観光政策に関する研究を、学生たちの卒業研究などでも多く扱っています。沖縄県の人口146万人(2024年6月推計値:沖縄県企画部統計課 人口社会統計班)に対し、2023年には、国内客、外国人客をあわせて853万人の観光客が入域したといわれています。(日経新聞2024年5月2日記事)
現地の住民と、観光客が安全に快適に共存できる環境を目指し、交通工学の観点から課題に取り組めるよう問題意識を持つ必要があると改めて思わされました。

沖縄県企画部統計課(2024年6月1日更新)「推計人口」(2024年7月12日閲覧)
日経新聞記事(2024年5月2日)「沖縄の23年度観光客、国内客が過去最多の726万人に」(2024年7月12日閲覧)

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卒業研究報告会@沖縄

2024年7月8日

M1の上町剛志です。
移動における格差に関心を持ち、取り組んできた「沖縄の貧困と交通」に関する卒業研究の報告会を6月末に県庁で行いました。報告会には今回初めてお会いする方々に加え、琉球大学神谷研の皆様や県庁の皆様、社会福祉協議会の職員など、研究でお世話になった方々がお越しくださいました。発表後には結果や考察に関して多くのコメントをいただき、修士で同様の研究を続けるにあたっての示唆を得ることができました。研究の今後の展開に対する期待する声も賜り、身の引き締まる思いです。実情を明らかにし、施策の提言に繋げられるような成果を得られるよう、今後も励んで参ります。改めまして、成果を現地に届けるという貴重な機会をいただき、また、あたたかく迎えてくださりありがとうございました。
この夏には琉球大学との合同ゼミも予定されています。また皆様とお会いするのが楽しみです!
[上町]

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