研究室ゼミ第10回・第11回

2019年7月12日

[2019年7月4日・12日]

10回目・11回目の研究室ゼミではM2の小川,城間,室,河井が発表しました.

小川は,再帰型ニューラルネットワークによる交通状態の短期予測について,鎌倉市中心部のデータを用いた研究の概要から分析結果まで発表しました.

城間は,電気自動車(EV)の普及に伴う利用者の交通選好の分析について,その研究構想を発表しました.

室は,交通インフラの整備効果を因果推論を用いて評価する手法に関して,類似研究のレビューと今後の研究構想について発表しました.

河井は,テレワーク普及により労働者が就業地の立地を選択できる前提でのオフィス利用意向と,それを交通需要予測へ導入する研究についての構想や,基礎的なモデル推定結果を発表しました.

質疑では,研究の目的背景について相手を納得させる説明を用意する必要があるとのコメントを多く頂きました.TSU (Transportation Research Unit)5研究室合同で行う夏ゼミの日程が近づいてきましたので,今後はこれまで以上に研究に専念しようと決心した次第です.(河井)

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博士論文最終発表(壇辻さん)

2019年7月3日

[2019年7月3日]

本日は博士後期課程の最終発表が行われ、当研究室からは壇辻さん (D3) が発表されました。
壇辻さんは “Modeling and Optimizing Bi-modal Urban Transportation Systems: A Macroscopic Approach” と題して、3D-MFD (Macroscopic Fundamental Diagram) を用いてバスと自動車の2モードによる交通の最適化モデリングを、東京都心部を例として行いました。
先生方からは、モデル内容からその目的まで幅広く活発な意見を頂きました。

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基礎ゼミ第9回・第10回

2019年7月2日

[2019年7月2日・7月9日]

9回目の基礎ゼミでは北くん(M1)が担当し,地理空間情報の閲覧・編集・分析の方法について,フリーソフトのQGISの操作方法と,Rでのコーディングによる地図作成と空間属性分析を行いました.通常の作図からコロプレス図の作成方法まで,かなり細かいところまで資料を作ってくださいました.これを研究分析や対外発表の際の図示などに役立てていきましょう.

10回目の基礎ゼミでは王さん(M1)が担当し,Rを用いた大規模データの分析から空間統計データの解析方法までを行いました.

今年度の基礎ゼミは以上となります.準備ができ次第,ゼミで使用した資料をHP上にアップロードする予定です.

(河井)

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2019年度基礎ゼミ第5回・第6回・第7回・第8回

2019年6月18日

[2019年6月4日・11日・18日]

5回目の基礎ゼミは小谷田くん(M1)が階層クラスター分析と非階層クラスター分析(k-means法)について,基礎理論からRによるコーディングまで行いました.

6回目の基礎ゼミは鵜飼くん(B4)が多項ロジットモデル(MNL),ネスティッドロジットモデル(NL),ミックスドロジットモデル(MXL)について,PandasBiogemeを用いたコーディングまで行いました.PandasBiogemeはBiogemeの3番目のバージョンとして2018年12月にリリースされたもので,Jupyter Notebook上で作業可能でありPythonパッケージであるPandasを使用しています.余談ですが,従来のBiogemeと比較して非常に使いやすくなったと個人的に感じました.

7回目の基礎ゼミでは田淵さん(B4)が最短経路探索法の2つの方法(ダイキストラ法,ラベル修正法)について,簡易的・仮想的なネットワークを例として,基礎理論からR・Pythonによるコーディングまで行いました.

8回目の基礎ゼミでは清水くん(M1)が確定的利用者均衡配分(UE: User Equilibrium)について,Pythonによるコーディングを行いました.

(河井)

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土木計画学研究発表会(春大会)2019

2019年6月8日

[2019年6月8日]

第59回の土木計画学研究発表会(2019年度春大会)が名古屋の名城大学にて開催され、当研究室からはM2の城間さんが発表しました。

城間さんは「複数データを用いた時間価値分布推計:首都圏高速道路利用者を対象とした実証分析」と題して、各個人が置かれた状況によって異なる時間価値分布を推計するために、複数のアンケート (RP、SP) データと詳細な個人間異質性を明示的に組み込んだ離散選択モデルを構築しました。質疑では、他の条件でのモデル適用性や時間価値そのものの有効性などについて、各大学の教授や企業の方からさまざまな方からご意見をいただきました。質疑をくださった皆様、ありがとうございます。(河井)

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修士課程中間発表(Salsaさん)

2019年6月5日

[2019年6月5日]

本日はM2の中間発表が行われ、当研究室からはSalsabilaさんが発表されました。

Salsaさんは東京首都圏におけるTOD(Transit Oriented Development:公共交通志向型開発)が地価に与える影響について、鉄道路線の複数のメンバーシップを考慮した回帰モデルの一種であるMMMM (Multiple Menbership Multilevel Model) を用いて分析した結果を発表しました。質疑では、日本の私鉄により古くから行われてきたTOD(沿線開発)と海外におけるTODの違いや使用モデルの設定方法などについて、活発な議論がなされました。(河井)

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2019年度研究室ゼミ第5・6・7・8回

2019年6月5日

[2019年5月30日・6月3日・6月6日・6月13日]

5回目の研究室ゼミでは新M1の小谷田くん、清水くんが出身大学での卒業研究と今後研究としてやりたいことを発表しました。

小谷田くんは再開発地区における街路樹に対する人々の受容性や評価について、みなとみらい地区にてアンケート調査を行った結果の分析を発表しました。

清水くんはスマートカードデータを用いたバス交通網再編計画について、東広島市のネットワークを例として施策を設定し、その評価について発表しました。

6回目の研究室ゼミでは葛さんによるマルコフ決定課程をQ-learningのアルゴリズムに適用したモデルのレクチャーを頂いた後、B4の鵜飼くん、田淵さんが研究として扱いたいテーマについて発表しました。

7回目の研究室ゼミでは、北くん(M1)が卒業論文内容を再度発表した後に今後の研究構想を、王さん(M1)がWiFiデータを用いた観光地流動分析についての研究構想について発表しました。

8回目の研究室ゼミでは、Azarelさん(D1)が、MaaS(Mobility as a Service)についての研究構想を発表しました。また、Salsabiaさん(M2)は、東京首都圏におけるTODが地価に与える影響についてのモデルを複数構築した結果を提示し、その比較について発表しました。

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(河井)

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博士課程中間発表(岡さん)

2019年5月29日

[2019年5月29日]

本日は博士後期課程の中間発表が行われ、当研究室からは社会人ドクターの岡さん (D2) が発表されました。

岡さんの研究は「都市圏における貨物車の時空間流動パターンのモデリングに関する研究」と題して、首都圏の物流調査データをマクロに捉え、Nested Recursive Logitモデルなど複数のモデルを構築し、時系列ごとの貨物車の経路選択やツアーパターン選択について分析しております。当日の質疑応答では、使用モデルごとの特性の差によって推定値に差異が生じている可能性などについて、活発な議論がなされました。(河井)

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2019年度研究室ゼミ第2・3回

2019年5月28日

[2019年5月9日・5月16日]

2回目の研究室ゼミでは小川、城間が、3回目の研究室ゼミでは室、河井が担当しました。全員M2で、主に修士論文に向けた研究の構想を発表しました。

小川さんは、深層学習を用いた道路の短期交通量予測について、鎌倉市を対象とした分析研究について発表されました。鎌倉は狭い土地に観光名所が集中しており、交通混雑が課題となっています。

城間さんは、電気自動車(EV)の普及に伴う利用者の交通選好の分析について、その研究構想を発表しました。

室さんは、交通インフラの整備効果を因果推論を用いて評価する手法に関して、その研究構想と因果効果分析の基礎知識について発表しました。

河井は、テレワーク普及により就業地が変化した際の交通需要予測や、サテライトオフィスの利用選好に関する調査分析について、その研究構想を発表しました。

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世界交通学会 (壇辻さん)

2019年5月26日

[2019年5月26日]

インドのムンバイにて世界交通学会(WCTRS: World Conference on Transport Research)が開催され,当研究室からは壇辻さん(D3)が登壇されました.

壇辻さんは “Simulation-based joint optimization framework for mitigating congestion in multimodal urban network: A macroscopic approach” と題して,3D-MFDを用いたシミュレーションベースの交通需要マネジメントの最適化手法に関する研究発表をしました.
フロアからは,最適化アルゴリズムや交通ネットワークに関する質問や助言をいただきました.ありがとうございました.

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