交通工学研究発表会
[2022年8月9-10日]
早稲田大学早稲田キャンパスにて8月9日(火),10日(水)に開催された交通工学研究発表会で,本研究室M1の江橋とOBの櫻井さんが発表しました.それぞれの題目は以下の通りです.
観光地への混雑課金導入が周遊行動に与える影響への分析
(櫻井陸斗・五百藏夏穂 ・福田大輔)
自己実現シグナルに基づく交通情報提供方法のオンライン実験研究
(江橋恭士朗・福田大輔)
それぞれの発表に対して,東京工業大学の室町先生をはじめとする皆様から大変有益なコメントをいただきました.この場をお借りしてお礼申し上げます.
[江橋]
合同ゼミ合宿@越後湯沢
今月1日から2日にかけて新潟県越後湯沢市にて,早稲田大学佐々木邦明研究室との合同ゼミを行いました!
互いの研究室の主にM2とM1の学生から研究発表が行われ,本研究室からはM2の荒井さん,田端さん,羽間さん,M1のKrittanai君,Chee Yung君に発表していただきました.ビッグデータの活用や災害時の交通ネットワーク,土地利用規制に関する研究など,互いの学生の取り組んでいるテーマが近いこともあり,非常に活発な議論が行われました.
また,防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの上石勲先生から,雪害に関する基調講演をいただきました.東京で暮らす我々にとって,雪害は比較的注目することの少ない災害ですが,雪国における被害は,特に経済面で非常に大きく,他の災害と同様に対策が求められる災害だということを認識させられました.合同ゼミ全体を通じて,これからの研究活動への良い刺激になったと思います.
1日目の夜には,先日誕生日を迎えた中村さん(B4)に誕生ケーキをプレゼントしました!佐々木研の皆さんにも一緒に祝っていただき,盛大な誕生日会になりました!
第10~14回研究室ゼミ&前期研究室活動終了!
昨日の研究室ゼミをもって,研究室としての前期の活動が終了しました!7月の研究室ゼミは計5回でしたが,基礎ゼミでは主に都市経済を扱いました.M2の田端さんの研究と関連が深く,活発な議論が交わされました.個人的には今月だけで2回基礎ゼミの発表を担当したので少し大変ではありましたが,その分理解を深めることができました.
研究室活動が一区切りとなり,あとは試験やレポート課題が終われば一応夏休みということになりますが,各々さらに忙しくなりそうな予感です.M2はもちろん,M1の留学生も中間審査に向け研究が忙しくなるでしょう.B4は8月末に院試が控えています.
最近は新型コロナウイルスの感染者数が増えてきており,打ち上げ兼納涼会はなくなってしまいましたが,来月頭から他研究室との合同ゼミを予定しています.そこでの議論や交流を楽しみに,研究や期末レポートに取り掛かる所存です!
[長谷川]
復興デザインスタジオについて
先週の日曜日に,4月から取り組んできた復興デザインスタジオの成果を,現地の方々の前で発表させていただきました.
このスタジオは,福田先生がコアメンバーとして携わる「復興デザイン研究体」により開講される演習で,社会基盤・建築・都市工の三専攻の大学院生が,愛媛県宇和島市を対象に事前復興デザインに取り組みました.我々の研究室からは,長谷川とChee Yung君が参加していました.
学部生の頃から,実際の地域を対象とした演習に参加する機会が何度かありましたが,現地での調査・ヒアリングを踏まえてプランニングをし,現地で発表させていただくのは今回が初めてでした.そのため,班のメンバーはもちろん,他班の学生や先生方,あるいは宇和島市職員の方々と何度も議論を交わし,自分たちのプランが,災害や人口減少によって長期的にうごめく地域の中で本当になじんだ提案になっているかどうか,考え続けてきました.
僕は現地発表にリモートで参加させて頂いたのですが,現地に赴いた他のメンバーから発表に対する市民の方々の反応や賛否について詳しく聞いたうえで,今後のさらなるブラッシュアップにつなげていきたいと思っています(秋に開催される復興デザインコンペに応募させて頂く予定です.).
[長谷川]
日常報告(M2田端より)
初めまして,修士2年の田端です!今回は,ホームページ担当のM1長谷川から研究室の日常を伝えるよう頼まれ書いています.
当研究室のメンバーは1人ひとりが高い意識を持って研究活動に取り組んでいます.と書きますと「かなり堅苦しい研究室なのではないか」と思われそうですが,そうではありません.先日はキッチンカーで購入したハワイアンなランチを荒井・田端(M2),長谷川(M1)で頂きました.
こういった緩みとしての交流をする機会が多々あり,個人的な話をするなかで互いに信頼関係を築いています.だからこそ本業のゼミにおいて,研究室メンバー全員が率直な意見を述べられているのだと思います.実際この日の研究室ゼミでも荒井と江橋(M1)の発表に対し,活発な議論がなされました.
私は研究室に所属して3年目ですが,当研空室は一貫して緊張と緩和のバランスが取れた研究室だと感じております.今後もホームページ担当の長谷川を中心に研究室メンバーから,研究室生活の緊張と緩和の両面が伝わるよう投稿を続けていきます!
[田端]
第6~9回研究室ゼミ
最近暑い日が続いております.個人的には授業,研究室活動,就職活動といずれも徐々に忙しくなりつつあり,7月は気合を入れて頑張っていきたいです.
今回は6月の研究室ゼミを振り返ろうと思います.6月は計4回の研究室ゼミが行われ,基礎ゼミでは交通ネットワークを扱いました.前半2回は基本的な経路選択モデルと交通ネットワーク上の利用者均衡モデルを扱いました.これらは学部の授業や昨年の基礎ゼミ等で学んできており,理解がさらに深まりました.後半2回で確率的利用者均衡モデルと需要変動型利用者均衡モデルを扱いました.交通ネットワークの基礎ゼミの締めくくりとして,明日僕が空間価格均衡モデルの解説を行う予定ですが,このモデルは僕が卒業論文で扱った空間的応用一般均衡モデルと非常に関連が深く,せっかくなので僕の研究と絡めながら説明しようと思っています(実はまだ資料が完成していないのですが,,,汗).
また今月,当研究室の学生メンバー9人のうち,僕を含め5人が誕生日を迎えました.厚生労働省「出生に関する統計の概況」によると,6月生まれは10%くらいらしいので,結構すごい確率ですよね(9人中5人以上が同じ誕生月である確率をざっと計算すると1%とか).
ちなみに僕の誕生日は,研究室ゼミの後にショートケーキで祝っていただきました.
[長谷川]
研究室ホームページがアップデートされました!
このたび当ホームページがアップデートされました.とは言っても外観はほとんど変わっていません.大きな変更点としては,アドレスが変わり東大ドメインが付きました.現アドレスに含まれるLIISはLab for Innovative Infrastructure Systems(次世代インフラシステム研究室)を表します.個人的にこれまで英語発表の場で所属を書くときは「次世代」を”New Generation”と訳していたのですが,今後は積極的にLIISを使っていこうと思います(”New Generation”だと某ダンスグループ感が出そうですし).
また,スマホでも見やすいようにレスポンシブ表示対応となりました!
そして,CMSをWordPressに変更しました.以前のものより動きも速く,管理がしやすくなったので,ますます更新頻度を上げていきたいですね.
制作を依頼したナンクマさんのホームページでもこのように紹介頂いています.
英語ページは整備途中ですが留学生の力を借りつつ少しずつ進めていく予定です!
[長谷川]
土木計画学研究発表会・春大会
[2022年6月4 – 5日]
オンラインにて6月4日(土),6月5日(日)に開催された土木計画学研究発表会・春大会で,M1長谷川,OGの田淵さん,OBの木村さんが発表しました.それぞれの題目は以下の通りです.
都市鉄道の需要構造変化を踏まえた時間帯別課金シミュレーション
(木村彗留・福田大輔)
近年の我が国の地域間配分政策の事後評価:QSEアプローチによる検討
(長谷川啓太・福田大輔)
都市型MaaSの導入が生活行動に与える影響とサブスクリプションプランの評価:東京都市圏におけるシミュレーション分析
(田淵景子・福田大輔)
他にも以下の福田先生の関連する発表が行われました.
アクティビティシミュレータ“東京都市圏ACT”の開発と都市交通政策検討への活用
(石井良治・福田大輔・柳沼秀樹・日下部貴彦・茂木渉・磯野昂士・渋川剛史・末成浩嗣・西隆太・伊藤祥太)
東京都市圏におけるアクティビティシミュレーションと観測データの融合手法
(小宮山茜・佐々木邦明・福田大輔・石井良治)
アクティビティシミュレータと携帯電話基地局データを用いた個人単位の行動推計 ~コロナ禍における適用可能性の検証~
(石井良治・佐々木邦明・福田大輔・Yuhan Gao・小宮山茜)
長谷川の発表に関して,金沢大学高山先生,南山大学奥田先生,東北大学河野先生から,モデルの改善点や今後の応用の方向性などに関する助言をいただきました.論文投稿に向けて大変参考になるコメントばかりでした.この場を借りてお礼申し上げます.
[長谷川]
第2~5回研究室ゼミ
5月は計4回の研究室ゼミが行われ,基礎ゼミでは先月から引き続き離散選択を扱いました.ロジットモデルからプロビットモデル,混合ロジットモデルまで代表的な行動モデルとその推定方法について各週の担当学生から説明があったのですが,僕は基本的なNested logitまでしか扱ったことがなく,ついていくのに必死でした...完全に理解ができたとは言えないかもしれませんが,少なくとも各手法の得意とするところがわかったので,今後の研究や演習で使える場面が来たら改めて見直そうと思います.一度話を聞いていると次は理解しやすいでしょうし.
研究進捗ゼミではM2の羽間さん,M2の荒井さん,M1のLeeくんから発表がありました.羽間さんはビッグデータを用いたニッチ観光地の抽出に関する研究を行っているのですが,沖縄本島を対象にケーススタディを行うようなので,ぜひ現地調査を行う際はお手伝いさせていただきたいですね(あくまで調査目的です!).
[長谷川]
2022年度研究室活動スタート!
はじめまして,修士1年の長谷川です.ここ暫くはコロナ禍ということもあり学生による当ページの更新が滞っておりましたが,本年度は僕がweb担当としてできる限り研究室生活の情報をお届けしていきたいと思っています.
さて,先月今年度最初の研究室ゼミが行われました.新たなメンバーとしてLee君(M1)と中村さん(B4)を迎え,学生メンバーは9人となりました.また,マレーシアからの留学生のChee Yung君(M1)は昨年途中から研究室に加入し,ゼミにはずっとオンラインで参加していたのですが,ようやくこの日,日本に来ることができ,フルメンバーで対面形式のゼミを行うことができました.今年度からは多くの授業が対面形式で開講されキャンパスに活気が戻ってきたのですが,研究室活動も徐々に活発にしていければと思います.
昨年同様ゼミの頻度は引き続き週に1回で,前期は基礎ゼミと研究進捗ゼミを1時間ずつ行います.基礎ゼミでは離散選択,交通ネットワーク,都市経済を扱う予定です.都市経済は,個人的に昨年の研究でずっと取り組んできた分野なので,他のメンバーに自分のやってきたことを知ってもらえるいい機会になれば,というところです.
今後も研究室ゼミや研究室での日常生活について当ページで定期的に発信していく予定ですので,本年度もどうぞよろしくお願いします.
[長谷川]