第4回復興デザイン会議全国大会

[2022年11月25日 – 27日]

11月25日(金),11月26日(土),11月27日(日)に東京大学で第4回復興デザイン会議が開催されました.(B4中村より)

25日(金)の初日は,復興デザイン見学ツアーが行われました.荒川流域治水ツアーと,関東大震災の遺構を巡る復興ツアーの2つが開催され,私は関東大震災のツアーに参加しました.午前中は,横網町公園の資料館を見学し,午後は現地ツアーをした後学校に戻り討論会を行いました.何度も通ったことのある両国から浅草までの道のりでしたが,遺構という視点で見学すると,関東大震災でどれほど街が失われ,私たちが普段見ているものがその後に形成されたものばかりであるかということを考えさせられるツアーでした.討論会ではグループで後藤新平の話題を話し合い,街づくりの是非について話す貴重な時間となりました.dss_symposium2022_2.jpg2日目と3日目は,大学で様々な講演プログラムが行われました.私も卒論で災害復興をテーマにする中で,読ませていただいた論文の先生方と直接お会いすることができて感無量でした.また,防災地理部の発表では,小学生から高校生までが主体的に防災意識を高めるため,防災力を高めるために自分たちができることを提案している姿が印象的でした.

今回の復興デザイン会議のテーマは「災間を生きる都市」ということで,平時と災害時という分類をするのではなくフェーズフリーの防災が非常に重要であり,またそのためには分野に関わらず多くの人が「災害」を多角的に,そして日常的に捉え直していくことが必要であるというお話もありました.このフレーズが私には非常に刺さったので,卒論でも意識していきたいなと感じました.

この度は勉強の機会をありがとうございました!

会議の詳細は,こちらをご覧ください. dss_symposium2022_1.jpg[中村]

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