2019年度TSU夏ゼミ

2019年9月17日
[2019年8月24日~26日]
更新おそくなり申し訳ありません.

TSU合同の夏ゼミが,東工大大岡山キャンパスにて開催されました.本研究室からは福田先生,M2の城間さん,小川さん,河井さん,室さん,M1の王さんが発表を行いました.また,福田先生が研究に協力なさっている琉球大の神谷研,我部さんも発表を行いました.先輩方の発表では他研究室の教授や学生から意見・質問がたくさん出され,活発な議論が産まれていました.研究室ゼミで得られる,固定された研究室メンバーからの意見はどうしても偏りがちなので,今回得られた指摘・意見はとても貴重なものです.また,他研究室の先輩達の発表を聴講した我々M1やB4も,今後の自らの研究のヒントをたくさん得られたと思います.これを活かして,2019年度後半もそれぞれ各自の研究に励んでいきましょう.

紹介遅れましたが,今月よりHP更新担当が前任の河井さんからM1北に変わりました.よろしくお願いいたします.
                                                                              [北]




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修論発表&納涼会

2019年8月9日
[2019年8月7日]
今日は秋入学の学生による修士論文発表会が開催され,当研究室からはSalsabilaさん(M2)が発表しました.
Salsabilaさんは,東京首都圏におけるTOD (Transit Oriented Development:公共交通志向型開発) が住宅地の地価に与える影響について,いくつかのモデルを用いて制度や結果の比較を行いました.質疑では先生方から,近隣地域の地価への影響やモデルのパタメータ値の解釈などについて,活発な議論を頂きました.

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また,発表の後に納涼会を行いました!
来秋から当研究室を離れる葛さん,壇辻さん,Salsabilaさんと,福田先生から一言ずつ,今までの研究生活についてお言葉をいただきました.研究室をお離れになる皆様,研究室にて今まで何から何までお世話になり,本当にありがとうございました!
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(河井)

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修士論文提出(Salsabilaさん)

2019年7月24日

[2019年7月24日]

今日はM2のSalsabilaさんの修士論文が完成し提出しました.

Salsabilaさんは,東京首都圏におけるTOD (Transit Oriented Development:公共交通志向型開発) が住宅地の地価に与える影響について,いくつかのモデルを用いて精度や結果の比較を行いました.その結果,鉄道路線の複数のメンバーシップを考慮した回帰モデルの一種であるMMMM (Multiple Menbership Multilevel Model) を用いることで,近接する地域の価値やアクセシビリティ,中心業務地区や副都心からの距離などが地価に著しく影響することや,東京の南西部に延びる鉄道沿線の価値が高いことが示されました.

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研究室ゼミ第12回・第13回

2019年7月24日

[2019年7月17日・22日]

12回目・13回目の研究室ゼミではM1の清水くん,小谷田くん,北くん,王さんと,D1のAzarelさんが発表しました.

清水くんは列車遅延の要因分析について,小谷田くんは高齢者のモビリティ確保について,それぞれ今後やりたいと考えている研究構想と,関連する研究のレビューを行いました.

北くんは,完全自動運転ライドシェアシステム利用意向の規定要因についての離散選択モデルについて,SP調査を行った結果を用いて構築した結果を発表しました.現在はPanel Mixed Ordered Logitモデルを用いて,以前よりも詳細な推定を行っております.

王さんは,観光客の周遊や,絶滅危惧種の動物と自動車の接触による交通事故について,BluetoothやWi-Fiパケットセンサーにより行う予定である調査と,そのデータを用いた研究分析の構想について発表しました.

Azarelさんは,MaaS (Mobility As A Service) についての文献レビューや,今後研究として取り扱う際のMaaSの定義づけについて発表しました.

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研究室ゼミ第10回・第11回

2019年7月12日

[2019年7月4日・12日]

10回目・11回目の研究室ゼミではM2の小川,城間,室,河井が発表しました.

小川は,再帰型ニューラルネットワークによる交通状態の短期予測について,鎌倉市中心部のデータを用いた研究の概要から分析結果まで発表しました.

城間は,電気自動車(EV)の普及に伴う利用者の交通選好の分析について,その研究構想を発表しました.

室は,交通インフラの整備効果を因果推論を用いて評価する手法に関して,類似研究のレビューと今後の研究構想について発表しました.

河井は,テレワーク普及により労働者が就業地の立地を選択できる前提でのオフィス利用意向と,それを交通需要予測へ導入する研究についての構想や,基礎的なモデル推定結果を発表しました.

質疑では,研究の目的背景について相手を納得させる説明を用意する必要があるとのコメントを多く頂きました.TSU (Transportation Research Unit)5研究室合同で行う夏ゼミの日程が近づいてきましたので,今後はこれまで以上に研究に専念しようと決心した次第です.(河井)

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博士論文最終発表(壇辻さん)

2019年7月3日

[2019年7月3日]

本日は博士後期課程の最終発表が行われ、当研究室からは壇辻さん (D3) が発表されました。
壇辻さんは “Modeling and Optimizing Bi-modal Urban Transportation Systems: A Macroscopic Approach” と題して、3D-MFD (Macroscopic Fundamental Diagram) を用いてバスと自動車の2モードによる交通の最適化モデリングを、東京都心部を例として行いました。
先生方からは、モデル内容からその目的まで幅広く活発な意見を頂きました。

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基礎ゼミ第9回・第10回

2019年7月2日

[2019年7月2日・7月9日]

9回目の基礎ゼミでは北くん(M1)が担当し,地理空間情報の閲覧・編集・分析の方法について,フリーソフトのQGISの操作方法と,Rでのコーディングによる地図作成と空間属性分析を行いました.通常の作図からコロプレス図の作成方法まで,かなり細かいところまで資料を作ってくださいました.これを研究分析や対外発表の際の図示などに役立てていきましょう.

10回目の基礎ゼミでは王さん(M1)が担当し,Rを用いた大規模データの分析から空間統計データの解析方法までを行いました.

今年度の基礎ゼミは以上となります.準備ができ次第,ゼミで使用した資料をHP上にアップロードする予定です.

(河井)

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2019年度基礎ゼミ第5回・第6回・第7回・第8回

2019年6月18日

[2019年6月4日・11日・18日]

5回目の基礎ゼミは小谷田くん(M1)が階層クラスター分析と非階層クラスター分析(k-means法)について,基礎理論からRによるコーディングまで行いました.

6回目の基礎ゼミは鵜飼くん(B4)が多項ロジットモデル(MNL),ネスティッドロジットモデル(NL),ミックスドロジットモデル(MXL)について,PandasBiogemeを用いたコーディングまで行いました.PandasBiogemeはBiogemeの3番目のバージョンとして2018年12月にリリースされたもので,Jupyter Notebook上で作業可能でありPythonパッケージであるPandasを使用しています.余談ですが,従来のBiogemeと比較して非常に使いやすくなったと個人的に感じました.

7回目の基礎ゼミでは田淵さん(B4)が最短経路探索法の2つの方法(ダイキストラ法,ラベル修正法)について,簡易的・仮想的なネットワークを例として,基礎理論からR・Pythonによるコーディングまで行いました.

8回目の基礎ゼミでは清水くん(M1)が確定的利用者均衡配分(UE: User Equilibrium)について,Pythonによるコーディングを行いました.

(河井)

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土木計画学研究発表会(春大会)2019

2019年6月8日

[2019年6月8日]

第59回の土木計画学研究発表会(2019年度春大会)が名古屋の名城大学にて開催され、当研究室からはM2の城間さんが発表しました。

城間さんは「複数データを用いた時間価値分布推計:首都圏高速道路利用者を対象とした実証分析」と題して、各個人が置かれた状況によって異なる時間価値分布を推計するために、複数のアンケート (RP、SP) データと詳細な個人間異質性を明示的に組み込んだ離散選択モデルを構築しました。質疑では、他の条件でのモデル適用性や時間価値そのものの有効性などについて、各大学の教授や企業の方からさまざまな方からご意見をいただきました。質疑をくださった皆様、ありがとうございます。(河井)

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修士課程中間発表(Salsaさん)

2019年6月5日

[2019年6月5日]

本日はM2の中間発表が行われ、当研究室からはSalsabilaさんが発表されました。

Salsaさんは東京首都圏におけるTOD(Transit Oriented Development:公共交通志向型開発)が地価に与える影響について、鉄道路線の複数のメンバーシップを考慮した回帰モデルの一種であるMMMM (Multiple Menbership Multilevel Model) を用いて分析した結果を発表しました。質疑では、日本の私鉄により古くから行われてきたTOD(沿線開発)と海外におけるTODの違いや使用モデルの設定方法などについて、活発な議論がなされました。(河井)

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