2019年10月19日
10月2日に第3回,10月9日に第4回,10月16日に第5回研究室ゼミが行われました.
第3回ではM2の城間さんと河井さんが発表しました.
城間さんは,電気自動車を用いたネットワーク分析の方向性を発表しました.電気自動車の充電コストを考慮した利用者均衡配分と車種選択を組み合わせた分析を目指すそうです.
河井さんは,サテライトオフィスでのテレワークの実施意向を問うwebアンケートのリハーサルを行いました.
第4回ではB4の鵜飼くんと田淵さんが発表しました.
鵜飼くんは,ハンチング現象について,既往研究で用いたモデルの再現を行った旨を発表しました.
田淵さんは,H30年度東京PT調査で得られた首都圏のトリップデータをRecursibe Logit modelを用いて分析し,MaaSなどの導入可能性をを検討するそうです.
B4も卒論に向けての構想が固まり,本腰を入れて研究を進める時期に入ったと思います.初めての研究・論文作成では苦労することも多いと思いますが,頑張ってほしいと思います.
第5回ではM2の五百藏さんと王さんが発表しました.
王さんは,8月~9月にかけて行われた石垣島の交通調査の結果を発表しました.これからの分析に期待です.
五百藏さんは,この1年間でのスウェーデンでの留学とフィリピンでのインターンシップについて発表しました.海外の大学事情や交通事情を聞くことができて興味深い発表でした.
[北]
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2019年9月30日
前の記事でも少し言及したように,9/15をもって研究員の葛さんが任期を終えられ,中国に帰国されました.
葛さんは2012年から7年もの間福田研に所属しておりました.長いですね.2012年はわたくし北が高校に入学した年でありまして,そう考えると7年とはいかに長い月日なのか思い知らされます.自分も福田研に配属されて1年半もの間,お世話になりました.また,昨年度には特に優れた博士論文を執筆した者に土木環境工学科から送られる吉川・山口賞を受賞なさいました.本当に優秀で頼りになる先輩でした.本当にありがとうございました.
葛さんは10月から中国成都市の西南交通大学で助教に着任します.更なるご活躍を期待しております.

[北]
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2019年9月30日
9月に行われた研究室メンバーの学外での活動をまとめて報告いたします.
前の記事と時系列が前後しておりますが,ご容赦ください.
9月9-11日にスリランカ・コロンボで開催されたアジア交通学会(EASTS)にSalsa,Azarel,福田が参加し,以下の4件の成果発表を行いました.アジアの交通問題について総合的な議論を行う国際会議で,東工大のグループが運営において中心的な役割を果たしています.今回は第13回目の大会で,約300人の参加者がありました.(文責:福田)
– Development of Activity-based Model System for Tokyo Metropolitan Urban Rail Planning
[Shinya YAMADA, Masato ISHIBE, Yoshihisa YAMASHITA and Daisuke FUKUDA]
– Analysis of Maintenance Activities among Child-rearing Households in the Tokyo Metropolitan Area
[Ryoji ISHII, Yuichi MOHRI, Takahiro ISHIGAMI and Daisuke FUKUDA]
– Impacts of an Economic Incentive for Intercity Peer-to-Peer Ride-Sharing in Sparsely Populated Areas
[Azarel CHAMORRO-OBRA and Daisuke FUKUDA]
-The Impact of Railway Networks on Residential Land Values within Transit-Oriented Development Areas
[Salsabila Panji ARUM and Daisuke FUKUDA]

また,福田先生とM2の小川さんが9/20にSeminar on short-term prediction for the next generation transport management@京都大学に参加し,現在行っている機械学習を用いた鎌倉市内の交通分析について発表を行いました.


[北]
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2019年9月25日
[9/25]
先週から研究室としての後期の活動が始まりました.
9/18に第一回,9/25に第二回研究室ゼミが行われました.
第一回ではM1の清水君,小谷田君,北が発表を行いました.
清水君は降雨と電車の遅延に関する研究をしており,その進捗を発表しました.
小谷田君はH30年度東京PT調査結果から高齢者の行動について基礎分析を行いその結果を発表しました.
わたくし北は以前から行っていた完全自動運転ライドシェアシステム利用意向の規定要因分析の研究についてHKSTSに投稿した推定結果を発表し,更に今後の研究テーマとしてコネクティッドカーに興味を持っている旨を発表しました.
第二回ではM2の小川さんと室さんが発表を行いました.
小川さんは鎌倉市中心部を対象とした再起型ニューラルネットワークによる交通状態の短期予測に取り組んでいます.
室さんは交通インフラの整備効果を因果推論を用いて分析しています.
お二方は夏ゼミで他研究室からいただいた講評から得た反省を活かした研究の進捗を報告してくださいました.
Salsaさんが卒業し研究室に別れを告げました…
また研究員の葛さんが任期を終え,中国に戻られました…
昨年から先輩方には本当にお世話になりました.ありがとうございました.


しかし,入れ替わりでM2の五百蔵さんが留学→海外インターンから帰ってきました!!!
研究室の人数は少なくなりましたが,五百蔵さんの加入でまた騒がしく活気が戻ってくると思います!!!
これから卒論修論が忙しくなり各自キツくなってくると思いますが,だからこそみんなで楽しくがんばっていきましょう!!!
[北]
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2019年9月24日
[9/21-23]
行動モデル夏の学校@東京大学が今年も開催されました.今年は福田研からM2の王さん,M1の清水くん,小谷田くんと北,B4の田淵さんと鵜飼くんの6人が参加しました.私達はMixed Logitモデルを用いて横浜市民の自宅発着通勤外トリップについて居住地傾斜度に着目した分析を行いました.私個人の感想となりますが,データでわかる情報とサンプル数に制約がある中,自分で一からモデルを組んで分析を行うという経験を通じて,ロジットモデルの基礎的な部分をよりしっかりと理解することが出来ました.また,今年度より新しく加わった同期や後輩と一週間ともに時間を過ごし,お互いの距離を縮めることが出来ました.幹事として円滑な運営と連絡をしてくださった東京大学羽藤研究室の皆様ありがとうございました.
[北]

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2019年9月18日
[8月16日~20日]
琉球大学の神谷研究室、中央建設コンサルタントと合同で石垣島の観光調査に参加しました。本調査は8、9月の期間中、石垣島および周辺の離島を訪れる観光客の流動を調査する目的で行われ、本研究室からはM1の王さんとB4の田淵が参加しました。
今回調査を実施したエリアは、石垣島とその周辺の離島(西表島、波照間島、竹富島)です。西表島はイリオモテヤマネコで知られている島ですが、近年イリオモテヤマネコを含む野生動物の交通事故数が増加しています。本調査ではWi-fiパケットセンサーを主要観光スポットやターミナル、空港近くに設置し、観光客所有のスマートフォン等のモバイル機器に搭載されたWi-Fiからの送出情報を収集することにより,石垣島を訪れる観光客の動きを調査しました。また、西表島での交通事故の状況を調査することを目的に、西表島の道路沿いにBluetoothパケットセンサーを設置し交通調査を行いました。走行する自動車のスピードを観測するために、通過する速さも観測できるBluetoothパケットセンサーを西表島の道路沿いに設置しました。また、Googleのアプリによる乗換案内サービスの普及状況を調査するために、バスの乗降調査やアンケート調査も実施しました。【田淵】




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2019年9月17日
[2019年8月24日~26日]
更新おそくなり申し訳ありません.
TSU合同の夏ゼミが,東工大大岡山キャンパスにて開催されました.本研究室からは福田先生,M2の城間さん,小川さん,河井さん,室さん,M1の王さんが発表を行いました.また,福田先生が研究に協力なさっている琉球大の神谷研,我部さんも発表を行いました.先輩方の発表では他研究室の教授や学生から意見・質問がたくさん出され,活発な議論が産まれていました.研究室ゼミで得られる,固定された研究室メンバーからの意見はどうしても偏りがちなので,今回得られた指摘・意見はとても貴重なものです.また,他研究室の先輩達の発表を聴講した我々M1やB4も,今後の自らの研究のヒントをたくさん得られたと思います.これを活かして,2019年度後半もそれぞれ各自の研究に励んでいきましょう.
紹介遅れましたが,今月よりHP更新担当が前任の河井さんからM1北に変わりました.よろしくお願いいたします.
[北]




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2019年8月9日
[2019年8月7日]
今日は秋入学の学生による修士論文発表会が開催され,当研究室からはSalsabilaさん(M2)が発表しました.
Salsabilaさんは,東京首都圏におけるTOD (Transit Oriented Development:公共交通志向型開発) が住宅地の地価に与える影響について,いくつかのモデルを用いて制度や結果の比較を行いました.質疑では先生方から,近隣地域の地価への影響やモデルのパタメータ値の解釈などについて,活発な議論を頂きました.

また,発表の後に納涼会を行いました!
来秋から当研究室を離れる葛さん,壇辻さん,Salsabilaさんと,福田先生から一言ずつ,今までの研究生活についてお言葉をいただきました.研究室をお離れになる皆様,研究室にて今まで何から何までお世話になり,本当にありがとうございました!
(河井)
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2019年7月24日
[2019年7月24日]
今日はM2のSalsabilaさんの修士論文が完成し提出しました.
Salsabilaさんは,東京首都圏におけるTOD (Transit Oriented Development:公共交通志向型開発) が住宅地の地価に与える影響について,いくつかのモデルを用いて精度や結果の比較を行いました.その結果,鉄道路線の複数のメンバーシップを考慮した回帰モデルの一種であるMMMM (Multiple Menbership Multilevel Model) を用いることで,近接する地域の価値やアクセシビリティ,中心業務地区や副都心からの距離などが地価に著しく影響することや,東京の南西部に延びる鉄道沿線の価値が高いことが示されました.
| 研究室生活(主に学生より)
2019年7月24日
[2019年7月17日・22日]
12回目・13回目の研究室ゼミではM1の清水くん,小谷田くん,北くん,王さんと,D1のAzarelさんが発表しました.
清水くんは列車遅延の要因分析について,小谷田くんは高齢者のモビリティ確保について,それぞれ今後やりたいと考えている研究構想と,関連する研究のレビューを行いました.
北くんは,完全自動運転ライドシェアシステム利用意向の規定要因についての離散選択モデルについて,SP調査を行った結果を用いて構築した結果を発表しました.現在はPanel Mixed Ordered Logitモデルを用いて,以前よりも詳細な推定を行っております.
王さんは,観光客の周遊や,絶滅危惧種の動物と自動車の接触による交通事故について,BluetoothやWi-Fiパケットセンサーにより行う予定である調査と,そのデータを用いた研究分析の構想について発表しました.
Azarelさんは,MaaS (Mobility As A Service) についての文献レビューや,今後研究として取り扱う際のMaaSの定義づけについて発表しました.
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