沖縄観光流動調査を実施しました
8月25日ー28日にかけ,朝倉研究室および琉球大学神谷研究室と合同で,美ら海水族館などがある沖縄本島本部半島一帯において観光客の流動調査を実施致しました.土木・環境工学科三年生二名(五百蔵さん,城間君)も参加しました.
沖縄では,観光地の間を旅行者がどのように周遊しているかを分析できる定量的データの整備が十分になされておらず,主要観光地を訪れた観光客に,周辺観光地を適切に回遊してもらうプランを作るためのバックデータが存在しないことから,プランの効果を適切に評価することが難しい状況にあります. 本調査では,沖縄本島本部半島エリアへの観光目的での来訪者を対象に,主要観光スポット等に設置された専用機器を通じて,観光客所有のスマートフォン等のモバイル機器に搭載されたWi-Fiからの送出情報を収集することにより,旅行者がエリア内でどのような回遊行動や施設滞在行動を行っているのかを明らかにする.併せて,観光客へのアンケート調査(ヒアリング調査)を主要観光スポットにて実施し,詳細情報も収集を行いました.
調査実施にあたり,内閣府沖縄総合事務局,関連自治体,各施設管理者の皆様には大変お世話になりました.なお本調査は,国土交通省道路局 “道路政策の質の向上に資する技術研究開発” 特定課題「ETC2.0 プローブ情報等を活用した”データ駆動型”交通需要・空間マネジメントに関する研究開発」(2016年〜2018年) の一環として実施されたものです.